BBCアース×ピクサーの自然ドキュメンタリー、監督が語る小さな生き物の強さ

4月23日、Apple Store銀座店にてトークイベント「Meet the Filmmaker」が開催され、5月に公開される「小さな世界はワンダーランド」の監督マーク・ブラウンロウと、生態科学研究機構理事長であり野生動物のスペシャリスト、新宅広二が登壇した。

「小さな世界はワンダーランド」は、「アース」「ネイチャー」で知られるBBCアースが、「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」のピクサー・アニメーション・スタジオと協力して作り上げた自然ドキュメンタリー。シマリスとスコーピオンマウスの生態を丹念に追いながら、2匹が自然界で直面する試練を経て成長していく姿をドラマチックに描き出す。

小さな動物の世界に着目した理由について新宅が質問すると、ブラウンロウ監督は「BBCは今までクジラやゾウのように巨大な生物を多く扱ってきました。でも私たちの足元に潜む小さな生き物こそ、すごく力強く生きていると気づいたんです」と説明。日本の観客へ「この映画を通して小さな生き物のことを知ってほしい。彼らも生態系の1つであって、食物連鎖の1つ。大切に思ってもらえるとうれしいです」とメッセージを送った。

トークの最後には、監督の誕生日が子供の日であることにちなみ、新宅が鯉のぼりをプレゼント。「うれしい！ 次の撮影には必ず持って行くよ」と約束する監督に「じゃあ次回作のメイキングは要チェックですね」と新宅が答え、2人は鯉のぼりを手に記念撮影を行った。「小さな世界はワンダーランド」は、5月9日よりTOHOシネマズ 新宿ほかで全国順次ロードショー。