サンダカン八番娼館 望郷
サンダカンハチバンショウカンボウキョウ
上映時間:121分 / 製作:1974年(日本)
解説 第4回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した原作を、社会派の熊井啓が映画化した感動作。東南アジアから売春の出稼ぎに来た“ジャパゆきさん”の方が有名だが、その言葉のもととなった“からゆきさん”の悲しく衝撃的な話を力強く描いている。この作品の3年後に他界した大女優・田中絹代の名演は永遠に忘れられることはないだろう。女性史研究家の三谷圭子は、“からゆきさん”と呼ばれる海外売春婦のことを調べているうちに貧しく孤独に暮らす老婆と出会う。圭子は老婆の家で共同生活をしながら、老婆の語る過去を記録していく。カットバックで回想されるそれは、想像もできないほどの重い事実だった。
スタッフ |
監督:熊井啓 |
---|---|
キャスト |
三谷圭子:栗原小巻
矢須吉(サキの兄):浜田光夫 |
受賞歴 |
第25回ベルリン国際映画祭 コンペティション部門
|