リボルバー(1988年)
リボルバー
上映時間:115分 / 製作:1988年(日本)
解説 佐藤正午の同名小説を荒井晴彦が脚色、ベテラン藤田敏八がフットワーク軽く演出している。鹿児島県警の巡査部長・清水は勤務中、公園で中年サラリーマンの阿久津に頭を殴られ拳銃を奪われる。この一挺のリボルバーをめぐって、様々な人々が織り成す人間模様。冒頭の海水浴場のシーンで、ゼイ肉のついたお腹を水着でさらけ出す沢田研二をはじめ、不安と疲労にさいなまれている連中を一つの画面に集合させておきながら、物語が進むにつれてバラバラに解き放っていく構成が見もの。日本映画には珍しい青春群像劇の成功作で、藤田監督は数多い登場人物を手ぎわよく整理している。
スタッフ |
監督:藤田敏八 |
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キャスト |