無声映画に声優がその場で声をあてる「20周年記念 ボイスシネマ声優口演ライブ2025」が、10月から12月にかけて東京・有楽町よみうりホール、愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、宮城・電力ホール、大阪・新歌舞伎座で開催される。
「声優の力で無声映画を蘇らせたい」という思いから、声優・
羽佐間道夫コメント
2006年に始まった、ご存じ「声優口演」
今年で、早くも20周年を迎えます、その間、内外の様々な無声映画を、その場で有声化、吹き替えライブで立体化する、声優の舞台子応援作品として、口演して参りました。早や成人となったからには、緊褌一番!アメリカ三大喜劇王「チャップリン」「キートン」「ロイド」の作品を、声優界のベテラン・中堅・ルーキーを動員して有声化会場を笑いで沸かせたい所存です。どうぞ、浮世の悩みの捨て所として、ご来場下さいませ。
山寺宏一コメント
20年前に羽佐間道夫さんにお声掛け頂き、初めて口演したのが『チャップリンの犬の生活』でした。今回初となる名古屋と仙台で演じさせて頂きます。地元宮城は2012~13年の復興支援チャリティ以来の口演となり気合いが入りまくりです。東京・大阪ではキートン作品に初挑戦!どの口演も皆さんに楽しんで頂けるよう、タキシードが汗でびしょびしょになるくらい全力で頑張ります!
林原めぐみコメント
「これが最後だから詐欺」(笑)の羽佐間道夫さんにすっかり、どっぷり魅了されてしまい、この度も無声映画の世界へ誘われることとなりました。モノクロの世界を彩る「声」と成るべく存分に楽しみたいと思います。是非、足をお運びくださいませ。
武内駿輔コメント
山寺さんが長年やられている「一人口演」
声優は「落語」「講談」「浪曲」などといったものと共通する点がいくつもあると感じておりましたが、この「一人口演」にはまさしく古典芸能に並べるような、声優の一つの芸なのではと昨年の口演で強く感じました。
これは山寺さんのみが出来る、唯一無二のものなのは承知の上で、この技を解剖し、次の世代に伝えることが大切なのではと、自分は考えます。
そしてそれらを踏まえた上で自分ならではの「一人口演」を探すことはできるのか否か。
一つ皆様の前で、我が身を持って挑戦させていただきたく思います。
山寺さんがこれをやり始めた頃よりも、まだまだ未熟な自分ですが、そんな若手が挑戦するとどのような現象が起こるのか。
とにかくあの背中に挑戦すると言うことが、文化を絶やさない為に必要なことなのです。
成功か失敗か、一筋の光は見えるのか。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
羽佐間圭介(プロデューサー)コメント
20年前、長野の小さな会場で、羽佐間道夫さんと野沢雅子さんは一つの挑戦を始めました。
「無声映画を、声優の力でどう生まれ変わらせられるか?」──。
この問いかけから生まれたのが、「無声映画のアテレコライブ」です。
やがて山寺宏一さんも加わり、このライブは毎年観客を魅了し続けてきました。
そして20年。今や延べ100名を超える声優が出演する、「シニアから子供まで誰もが楽しめるライブプログラム」へと成長を遂げました。
チャップリン、キートン、そして小津安二郎監督の名作に、声優たちが培ってきた技術と経験で新たな魂を吹き込みます。
ライブならではの臨場感とアドリブが融合し、どの公演も二度とない、珠玉のパフォーマンスとなります。
日本チャップリン協会の協力のもと、オーチャードホールやサントリーホールでも喝采を浴び、「したまちコメディ映画祭」では10年間も愛され続けました。
なんと、チャップリンのお孫さんが2度も来場し、「素晴らしい!」と絶賛されたほどです。
90歳を超えるベテランから若手まで、このライブはこれからも声優文化を次の世代へと繋いでいく、かけがえのない財産となるでしょう。
大野裕之(脚本)コメント
声優口演20周年の見どころは、なんといってもチャップリンの代表作『キッド』の初口演! これまで短編のみ口演をしていましたが、今回チャップリン家から特別に長編作品を口演する許可を頂きました(まさか許可が出るとは思ってなかった!)。放浪者と捨て子の絆、実の親子を超えた愛の物語を、実力派声優たちがどう語るか。お見逃しなく! さらに、今回はロイド、キートンも合わせて三大喜劇王が勢揃い。
人気作『ロイドの巨人征服』の久々の再演に、
個人的に大好きなキートン『文化生活一週間』を山寺宏一さんと武内駿輔さんが独演なさるのも楽しみ。もちろん、山寺さんの『犬の生活』は何度見ても圧巻! 永遠の放浪者チャップリン、都会的でおしゃれなロイド、不条理なスピード感のキートン……3人の天才を堪能してください。
世界の喜劇王の究極の身体芸と、日本を代表する声優の最高の話芸!こんなイベントは他にありません。
「20周年記念 ボイスシネマ声優口演ライブ2025」
スタッフ
主催:株式会社ムーブマン(東京、名古屋、仙台公演)、株式会社シーエイティプロデュース(東京、名古屋、仙台公演)、株式会社新歌舞伎座(大阪公演)
協力:日本チャップリン協会
脚本:大野裕之
企画・脚色・演出:羽佐間道夫
プロデューサー:羽佐間圭介、江口剛史
舞台監督:中村公一(東京、名古屋、仙台)、羽佐間圭介(大阪)
キャスティング:小倉美紀
制作:株式会社ムーブマン、株式会社シーエイティプロデュース
票券:株式会社インタースペース(東京)、株式会社キョードー東海(名古屋)、ニイタカプラス株式会社(仙台)、株式会社新歌舞伎座(大阪公演)
出演者
公演サポートメンバー:ムーブマン(東京・名古屋・仙台・大阪)/劇団とっても便利(大阪)
ゲスト出演:大野裕之(日本チャップリン協会 会長)
演奏:emyu、遠藤定、丸茂睦、矢崎浩志
※東京・愛知・宮城・大阪それぞれの公演で出演者が異なる。
東京公演スケジュール
会場:有楽町よみうりホール
全公演出演:羽佐間道夫
全公演ゲスト出演:大野裕之(日本チャップリン協会 会長)
2025年10月31日(金)開演18:30
演目:「チャップリンのキッド」「キートンの文化生活一週間」
出演者:天﨑滉平、池澤春菜、市川太一、今井文也、高木渉、林原めぐみ、潘めぐみ、山寺宏一 ほか
2025年11月1日(土)開演14:00
演目:「チャップリンのキッド」「キートンの文化生活一週間」
出演者:天﨑滉平、上坂すみれ、大塚剛央、小林由美子、高木渉、冨永みーな、中尾隆聖、山寺宏一 ほか
2025年11月1日(土)開演18:30
演目:「ロイドの巨人征服」「キートンの文化生活一週間」
出演者:井上和彦、武内駿輔、戸松遥、林勇、三石琴乃、安元洋貴
2025年11月2日(日)開演14:00
演目:「チャップリンのキッド」「キートンの文化生活一週間」
出演者:井澤詩織、浦和希、大塚剛央、寿美菜子、高木渉、中尾隆聖、長縄まりあ、山寺宏一 ほか
その他公演スケジュール
会場:愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
日程:2025年11月22日(土)
会場:宮城県 電力ホール
日程:2025年12月6日(土)
会場:大阪府 新歌舞伎座
日程:2025年12月20日(土)
※出演者などの詳細は後日発表。
楊(やん) @yan_negimabeya
名作無声映画に生アテレコ「声優口演」20周年ツアー、91歳・羽佐間道夫は全7公演出演(コメントあり) https://t.co/dRPJV8eeo7