「鬼滅」キャスト13人が増上寺でヒット祈願、公開初日には花江夏樹がどこかの劇場に

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吾峠呼世晴原作による「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の公開直前イベントが、本日7月11日に東京・増上寺で開催された。

来場者に手を振るキャスト陣

来場者に手を振るキャスト陣

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キャスト陣がド派手に登場

左から不死川実弥役の関智一、悲鳴嶼行冥役の杉田智和、不死川玄弥役の岡本信彦、栗花落カナヲ役の上田麗奈、嘴平伊之助役の松岡禎丞、我妻善逸役の下野紘、竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子役の鬼頭明里、冨岡義勇役の櫻井孝宏、胡蝶しのぶ役の早見沙織、甘露寺蜜璃役の花澤香菜、時透無一郎役の河西健吾、宇髄天元役の小西克幸

左から不死川実弥役の関智一、悲鳴嶼行冥役の杉田智和、不死川玄弥役の岡本信彦、栗花落カナヲ役の上田麗奈、嘴平伊之助役の松岡禎丞、我妻善逸役の下野紘、竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子役の鬼頭明里、冨岡義勇役の櫻井孝宏、胡蝶しのぶ役の早見沙織、甘露寺蜜璃役の花澤香菜、時透無一郎役の河西健吾、宇髄天元役の小西克幸[拡大]

イベントには竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子役の鬼頭明里、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞、栗花落カナヲ役の上田麗奈、不死川玄弥役の岡本信彦、冨岡義勇役の櫻井孝宏、時透無一郎役の河西健吾、胡蝶しのぶ役の早見沙織、甘露寺蜜璃役の花澤香菜、不死川実弥役の関智一、悲鳴嶼行冥役の杉田智和、宇髄天元役の小西克幸の計13人が参加。荘厳な本殿の前には「鬼滅の刃」の巨大パネルがそびえ立ち、圧巻の雰囲気だ。本殿へと続く階段には赤絨毯が敷かれ、その両脇には提灯がずらり。キャスト陣はフォーマルな黒の衣装に身を包み、スモークとライトのド派手な演出に包まれながら、パネルの間から姿を現した。

皆さんの期待を超えてくる映画に

左から下野紘、花江夏樹、鬼頭明里

左から下野紘、花江夏樹、鬼頭明里[拡大]

花江は豪華な会場を見渡しながら、「まさか増上寺でこういったイベントができるとは! ここから見る景色が荘厳すぎて、鬼がこの場にいたら成仏できるんじゃないかと思います(笑)」と笑いを誘う。公開を1週間後に控えた今の心境を聞かれると、「ドキドキします。皆さんの期待を超えてくる映画になってるんじゃないかなと思うので、早く観ていただきたい」と胸を弾ませる。鬼頭は「アニメが始まった当初はこんなにたくさんの方に届いて、これほど大きな規模で盛り上がっていただけるとは思っていませんでした。一度ドーンと大きく知ってもらい、皆さんに愛してもらってから、それがずっと続いてきているというのが本当にうれしいです」と感慨深げに微笑んだ。

キャラ・キャストともに築き上げた同期の絆

左から上田麗奈、松岡禎丞、下野紘、花江夏樹

左から上田麗奈、松岡禎丞、下野紘、花江夏樹[拡大]

炭治郎の同期として幾多の戦いを乗り越えてきた善逸と伊之助。下野は「感無量です。最初は『ただただうるさいヤツがやってきたな』みたいな声もあり、どう演じていこうかと試行錯誤しながら、ここまで辿り着けました。ここまで愛されるキャラになって本当によかったです」としみじみ語る。花江から「今日うるささ足りないんじゃない?」とツッコまれると、「ねーずこちゃーん!」と下野はいつもの善逸らしさを取り戻した。松岡は序盤の伊之助について「味方の空気感を出さないでほしいというディレクションがあったんですよ。鬼がまたやってきたのかというミスリードを誘うような感じで、と。それはもう、僕の大好物なのでやらせていただきました(笑)」とニヤリとしながら振り返る。花江が「炭治郎たちがこんなに仲良くなるなんて最初は思いもしなかった。でもやっぱり目指すところが一緒だから、お互いを高め合えるいい関係ですよね。我々自身もアフレコ現場では仲良くしつつ、刺激し合っています」と続けると、松岡も「花江がやってくれるからこそ、こっちも負けるかと思う!」と応じ、彼らの間に築かれた絆を感じさせた。

頼もしくなり、キビシイ意見まで言えるようになった炭治郎

左から早見沙織、花澤香菜、河西健吾、小西克幸

左から早見沙織、花澤香菜、河西健吾、小西克幸[拡大]

小西は柱として遊郭編を振り返り、「本当に炭治郎たちが頼もしくなりましたよね。無限列車のときは一緒に並んで戦える状態ではなかったというか、ただ背中を見ることしかできなかった。でも遊郭編では一緒に上弦の鬼と戦うようになって、その先でもまた上弦の鬼と戦っていく。横に並んだり、先に行ったりもするようになって、よくぞここまで踏ん張って、みんな生き残ってくれたなという気持ちが強いです」と称える。河西と花澤も、同じく柱として刀鍛冶の里に言及。河西は「立志編や遊郭編を経て炭治郎が成長して、私、霞柱もけっこう辛辣な言葉をたくさんいただきました。い、言うねえ!と(笑)。でも、そんな頼もしい炭治郎が本当にがんばってくれたからこそ、刀鍛冶の里を救うことができたんだなと誇らしい気持ちでいっぱいです」と語る。花澤は「刀鍛冶編まで蜜璃ちゃんは他の人の恋愛にキャーキャー言って、まるで1人だけ恋愛バラエティ番組に出ているようなテンションの女の子でした(笑)。でも刀鍛冶の里編でようやく彼女の生い立ちや、なんのために戦っているのか、自分らしくあるためにはどうすればいいのかという部分が描かれて、私自身もすごく演じやすくなりました。刀鍛冶の里での戦いっぷりはみんな本当に素晴らしかったし、炭治郎くんとの絆がしっかりと芽生えたなと感じました」と話した。

玄弥の表情に変化をもたらしたあのセリフ

左から上田麗奈、松岡禎丞、下野紘

左から上田麗奈、松岡禎丞、下野紘[拡大]

キャラクターの変化や成長に話が及ぶと、上田は「カナヲは本当に変化してますよね。変化したというか、してきているという状況。最初は自分の心の声を聞くことができない。してしまったら生きていけない状況。自分の気持ちを汲み取って、相手に伝えられるようになって、意思で行動できるようにもなってきて、登場するたびに新しい表情とか声色を見せてくれる。その行動の軸にあるのが、誰かに対しての温かい気持ちなんだなと感じます。自分の中に芽生える温かい気持ちを認めてもいいんだよ、がんばれって言ってくれた炭治郎のおかげでここまで変化してきたんだなと。なので炭治郎ありがとうございます」と感謝を伝える。岡本は玄弥について、「やっぱり鬼たちはめちゃめちゃ強い。本人の中では限界以上に力振り絞ったけど、諦めてしまう瞬間があった。でも、そんなときに炭治郎が『柱になるんじゃないのか、玄弥』と声をかけてくれたのがとても印象に残ってます」とコメント。この出来事をきっかけに、当初は血走っていた玄弥の表情も柔らかくなったと述べた。

柱稽古編を振り返り……

左から関智一、杉田智和、岡本信彦

左から関智一、杉田智和、岡本信彦[拡大]

柱が思いを語ったり、今までに見られなかった一面が描かれた柱稽古編。関は「柱稽古編は急にかわいらしいようなエピソードもあったりして、嵐の前の静けさみたいな、嫌な予感があったんです。やだなやだな、怖いな怖いなーと思ったらまさかの最終回あたりの大惨事で、ちょっと不甲斐なく思ってます。柱の皆さんと絆も深めましたし、鬼殺隊士も鍛えましたので、今はあの野郎をぶっ殺してやろうと闘志に燃えてるところです。うまいこといったら美味しいおはぎでも食べようかな」と冗談めかして話す。杉田は「平和だからこそ、未来や明日に思いを馳せることができる。それを不条理に奪おうとする存在が眼前まできていて、そうさせないためにそれぞれの柱が強くなる必要があった。行冥としては自分のことを主張してるどころではなかったので、自身の思いを隠しながら、みんなを底上げして強くなってほしいっていう思いがありました」と真剣な眼差しで語った。

左から鬼頭明里、櫻井孝宏、早見沙織

左から鬼頭明里、櫻井孝宏、早見沙織[拡大]

柱稽古編を振り返り、櫻井は「(立志編の)第1話を思い出しました。炭治郎と出会って、義勇は自分の直感から彼に手を差し伸べる。柱稽古編の特に第2話、今度は炭治郎に背中を押してもらうのが、そこまでの長い時間を感じてすごいなと思いました」と穏やかな口調で話す。早見は「柱稽古編でしのぶさんは稽古に参加しない立場でしたが、序盤のカナヲに自分の思いを伝えるシーンは思い入れがあります。ここはカナヲへの大切な思いや、姉さんに対するしのぶさんの内に秘めた感情が見えてくる場面。しのぶさんが自分の中で溜めて育ててきた思いを、ここから先に向けて自分の体に流していけたらいいなと思っておりました」と短いシーンに込めた思いを明かした。

公開初日、どこかの劇場に花江夏樹が

劇場に足を運ぶと話す花江夏樹(中央)

劇場に足を運ぶと話す花江夏樹(中央)[拡大]

「無限城編 第一章」の副題は「猗窩座再来」。花江は「無限列車のときは炭治郎は何もできなかったけど、修行を積んで、どう立ち向かっていくのか、どれくらい戦えるようになっているのか気になります。無限列車の悔しい思いを抱いてここまできてるので、全力をぶつけられればいいなと思います。台本を見たときに、これは泣いちゃうよなって1ページ1ページじっくり読みました。楽しみにしていただけたらうれしいです」と改めて呼びかける。花江は試写会を断り、完成版もあえてまだ観ていないそう。公開初日にどこかの劇場に足を運ぶことを予告した。

“みに隊士”のグリーティングイベントの開催を発表

“みに隊士”のグリーティングイベントの開催を発表[拡大]

お披露目されたラッピングカー「無限城号」

お披露目されたラッピングカー「無限城号」[拡大]

キャストが一旦捌けた後、かわいらしい“みに隊士”15体がゾロゾロと登場。みに隊士たちのグリーティング付き上映会「じゃぱんつあー2025」が、8月から2カ月に渡り20を超える都道府県で行われると発表される。さらに、全国各地のイベントやお祭りなどに現れるラッピングカー「無限城号」もお披露目。片面には鬼殺隊、もう片面には鬼たちがデザインされている華やかな車体が観客の注目を集めた。

提灯を奉納し、ヒット祈願

ヒットを祈願して提灯を掲げるキャスト陣

ヒットを祈願して提灯を掲げるキャスト陣[拡大]

イベントの最後には、キャストが小さな提灯を手に再登壇。増上寺に安置されており、勝負ごとの味方をしてくれるとされる「秘仏 黒本尊阿弥陀如来」に向け、作品のヒットを祈願する。花江が「7月18日に公開される『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が、より多くの人々の心に届くことを願って、奉納いたします!」と大きな声で宣言すると、提灯を掲げるキャストたち。観客からは、温かく大きな拍手が送られた。

※7/12 10:52追記:記事初出時、櫻井孝宏さんの名前を誤って櫻井孝弘と記載しておりました。お詫びして訂正いたします。

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「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」

2025年7月18日(金)公開

スタッフ

原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃
脚本制作:ufotable
サブキャラクターデザイン:佐藤美幸、梶山庸子、菊池美花
プロップデザイン:小山将治
美術監督:衛藤功二
撮影監督・フィニッシング演出監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:大前祐子
編集:神野学
音楽:椎名豪、梶浦由記
総監督:近藤光
アニメーション制作:ufotable
配給:東宝、アニプレックス

キャスト

竈門炭治郎:花江夏樹
竈門禰󠄀豆子:鬼頭明里
我妻善逸:下野紘
嘴平伊之助:松岡禎丞
栗花落カナヲ:上田麗奈
不死川玄弥:岡本信彦
冨岡義勇:櫻井孝宏
宇髄天元:小西克幸
時透無一郎:河西健吾
胡蝶しのぶ:早見沙織
甘露寺蜜璃:花澤香菜
伊黒小芭内:鈴村健一
不死川実弥:関智一
悲鳴嶼行冥:杉田智和
猗窩座(上弦の参):石田彰

※禰豆子の禰はネに爾が正式表記。

(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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