多田基生「君は武道館に立てない」ショートドラマ化、崖っぷちアイドル役は朝井瞳子

1

46

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 3 18
  • 25 シェア

多田基生「君は武道館に立てない」がショートドラマ化。本日7月9日19時にショートドラマアプリ・BUMPで独占配信がスタートする。

ドラマ「君は武道館に立てない」告知画像

ドラマ「君は武道館に立てない」告知画像

大きなサイズで見る(全3件)

「君は武道館に立てない」は、崖っぷちの地下アイドル・成島咲也加が、敏腕プロデューサーの言葉を信じた末に、ギャラ飲みや枕営業といった芸能界の闇に堕ちていく物語。ファンに見せる笑顔の裏で、次第に精神をすり減らしていく痛々しい葛藤、そして全てを失い復讐へ突き進んでいく咲也加の壮絶な生き様が描かれる。コアミックスのWebマンガサイト・ゼノン編集部にて連載中で、単行本は最新5巻が7月18日に発売される。

併せてキャスト情報、スタッフを公開。咲也加役を朝井瞳子、彼女を地獄に突き落とす敏腕プロデューサー・西沢いぶき役を大山真絵子、咲也加を純粋に応援する最古参ファン・マサノリ役を小倉史也、物語の鍵を握る大物司会者・浜本巌役を木村知貴が演じる。また監督を中山大暉、脚本を久保田大介が担当。この発表に伴い、原作者の多田、咲也加役の朝井からはコメントが到着した。

多田基生(原作者)コメント

「君は武道館に立てない」のショートドラマ化、大変光栄です!

咲也加という一人のアイドルを通して描いた「夢を信じ続ける痛み」が、キャスト・スタッフの皆さまの手によって、また別のかたちで命を吹き込まれたことに深く感謝しております。

地下アイドルという世界と、夢にすがる心の揺らぎを、主演の朝井瞳子さんをはじめ、魅力的なキャストの皆さんが圧倒的な説得力で表現してくださいました。

原作とはまた違った表現や、映像でしか伝えられない空気感を、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです!

朝井瞳子(成島咲也加役)コメント

朝井瞳子

朝井瞳子[拡大]

出演が決まったときの感想

はじめて単独主演のオファーをいただいたので、素直に嬉しかったです。原作を読んでみたら、「アイドルの闇堕ち」という想像以上に重たい内容で驚きました。

読み進めていくなかで、主人公・咲也加との共通点がたくさん見つかりました。たとえば、「アイドルが好き」な点。もともとAKB48や乃木坂46などのアイドルが大好きで、5年ほど追いかけていたんです。

あとは夢に向かって真面目に取り組んでいたり、私服がダサかったり……(笑)。いろんな共通点を発見できたので、まったく遠い存在だとは感じませんでした。
実は「アイドルになりたい」という夢を諦めきれていない自分もどこかにいて。役を通してアイドルを演じられることも嬉しかったです。

自身にとってどんな作品になったか

役者としての幅を広げてくれた作品だと感じています。
多くの方に知っていただくきっかけとなった「オフライン ラブ」でもそうだったように、私に「ハマる」と感じてもらえる役柄って、おそらく“天真爛漫”で“明るい”役だと思うんです。なので咲也加を演じるまでは、私自身の強みは“笑顔”だと決めつけていたところがありました。

でも本作では、咲也加が“闇堕ち”する姿を描いていく分、“笑顔”よりも“悲しみ”や“怒り”といったネガティブな感情を出すお芝居が多い状況で、「自分は“笑顔”以外のどんな“強み”で咲也加に貢献できるんだろう」と内省したり、現場でコミュニケーションをとったりしながら成長することができました。

成島咲也加を演じるにあたって大切にしたこと

本作は、いわゆる“闇堕ち”という側面もありますが、それだけではないと思っていて。「自分と向き合うって、どういうことなんだろう」「作中での咲也加は周りの人を頼れなかったけれど、困ったときには周りの人を頼ってもいいかもしれない」といった、いろんな気づきを与えてくれる作品なんじゃないかなって、思うんです。

私が、この作品にたくさんのことを教えてもらったように、誰かの気づきに繋がったら嬉しいし、作品に込められた願いを受け取ってもらえたらいいなと思います。

読者へのメッセージ

作中での咲也加は「夢」を追いかけるなかで闇堕ちしてしまうけれど、そんな咲也加を演じた上で、「夢」や「好きなこと」を持つことを大切にしたいと心から感じるんです。たとえば、好きな人がいると頑張れる。そういうふうに、「夢」や「好き」って、いろんな原動力になってくれるものだと思うんです。

でも、「夢」や「好きなこと」がなければダメというわけではなくて。私は、家族にも大切な友人にも「ただただ、幸せでいてほしい」と願っています。……だって、人は幸せになるために生まれてきたから。心からそう信じているので、これからも日々変化を恐れず、成長し、そんな想いをお芝居を通して届けていきたいです。

この記事の画像(全3件)

「君は武道館に立てない」

ショートドラマアプリ・BUMP:2025年7月9日(水)19:00~(全30話)

スタッフ

監督:中山大暉
脚本:久保田大介
コンテンツプランナー:澤村里紗
エグゼクティブプロデューサー:澤村直道
プロデューサー:島袋響
制作プロデューサー:板谷洋
キャスティング:𠮷川春菜
制作プロダクション:HUT Pictures
製作:emole

キャスト

成島咲也加:朝井瞳子
西沢いぶき:大山真絵子
マサノリ:小倉史也
浜本巌:木村知貴

読者の反応

  • 1

コミックナタリー @comic_natalie

多田基生「君は武道館に立てない」ショートドラマ化、崖っぷちアイドル役は朝井瞳子(コメントあり)
https://t.co/e1plWKkmRc

#君は武道館に立てない https://t.co/XpPDqtnLd7

コメントを読む(1件)

関連記事

多田基生のほかの記事

リンク

関連商品

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのコミックナタリー編集部が作成・配信しています。 多田基生 / 大山真絵子 / 小倉史也 / 木村知貴 / 中山大暉 の最新情報はリンク先をご覧ください。

コミックナタリーでは国内のマンガ・アニメに関する最新ニュースを毎日更新!毎日発売される単行本のリストや新刊情報、売上ランキング、マンガ家・声優・アニメ監督の話題まで、幅広い情報をお届けします。