「ブラック・ジャック」マンガ＆アニメ絵コンテ集、手塚治虫と出崎統の貴重な資料収録

手塚治虫「ブラック・ジャック」の原作とアニメに注目した「ふたりのブラック・ジャック マンガ＆アニメ絵コンテ・競演集」が、10月に復刊ドットコムより刊行される。

原作マンガが1973年より週刊少年チャンピオン（秋田書店）で連載され、出崎統が監督したアニメが1993年から2011年までOVAとして発表された「ブラック・ジャック」。「ふたりのブラック・ジャック マンガ＆アニメ絵コンテ・競演集」は「ブラック・ジャック」の連載開始50周年記念の一環として刊行される。

原作サイドからは、ドクター・キリコが初登場する「恐怖菌（原題：死に神の化身）」を、鉛筆線など生原稿の味を活かした印刷で掲載。またアニメと同題の「ふたりの黒い医者」全編、ドクター・キリコ登場回のすべての扉ページが収められる。アニメサイドからは出崎が手がけた全10話の絵コンテより、ドクター・キリコが登場する「カルテIV 拒食、ふたりの黒い医者」を収録。またさまざまな設定画や資料のほか、虫プロダクションからの手塚と出崎を知る丸山正雄プロデューサー、杉井ギサブロー監督ら関係者のインタビューも収録予定だ。なお復刊ドットコムで同書を購入した人には、イメージボードや設定画など、OVA「ブラック・ジャック」の制作資料の複製原画セットが先着でプレゼントされる。