ポール・ギャリコの文学作品「猫語の教科書」を
KMCでは、世界中で愛されてきた名著や隠れた名作など、100年後も“マスターピース”間違いなしの物語を厳選。新進気鋭のマンガ家を起用し、現代性やエンターテイメント性にこだわったコミカライズ版を制作する企画だ。第1弾作品として刊行された「猫語の教科書」は、とある編集者のもとに届いた謎の原稿を巡る物語。文字や記号がまぜこぜになった暗号のようなその原稿をポール・ギャリコが解読すると、それは猫の手によって書かれた「猫のための“人間支配の教科書”」だった、という内容だ。
コミカライズを手がけた沙嶋は、依頼までポール・ギャリコ作品を読んだことはなかったが「数行読んだだけですっかり夢中になってしまい、ぜひ私にやらせてください」と返答。「これ、私もやられたことあります。作戦だったのか…」「うちの猫は間違いなくこの本を読んでから我が家に現れた!」「そう担当さんと笑いながら描いたこの漫画が、みなさまにもどうか楽しんでいただけますように!」と、マンガ制作を通して作品と出会えた喜びが感じられるメッセージを、同作のあとがきに寄せている。
沙嶋カタナコメント(「あとがき」より)
本書の原作者、ポール・ギャリコ氏のことは存じていましたが、実は作品を読むのはこのコミカライズの依頼をいただいてから『猫語の教科書』が初めてでした。
数行読んだだけですっかり夢中になってしまい、ぜひ私にやらせてくださいと返答し、そこから素晴らしい原作の世界観、雰囲気、なによりもツィツァからのメッセージをどう漫画で伝えるのか奮闘する日々が始まりました。
原作はツィツァのエッセイとして「語り」で進むので、ツィツァの教えを実践する猫たちを漫画オリジナルで登場させました。
「これ、私もやられたことあります。作戦だったのか…」
「うちの猫は間違いなくこの本を読んでから我が家に現れた!」
そう担当さんと笑いながら描いたこの漫画が、みなさまにもどうか楽しんでいただけますように!
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