新潟アニメ映画祭オープニング作品は「クラメルカガリ」、ワールドプレミア上映実施

「第2回新潟国際アニメーション映画祭」のオープニング作品に長編アニメ「クラメルカガリ」が決定。3月15日に新潟・日報ホールにてワールドプレミア上映が行われる。

「クラメルカガリ」は塚原重義が監督を務め、4月12日に公開されるアニメ。日々迷宮の如く変化する町で地図屋を営む少女・カガリと、箱庭からの脱却を夢想する幼なじみ・ユウヤが、町で頻発する不審な“陥没事故”に日常を侵食されていく様子を描く。スピンオフ元である「クラユカバ」は「第2回新潟国際アニメーション映画祭」の「長編コンペティション部門」にノミネートされた。開会式には塚原監督の登壇も決定している。

3月18日には「片渕須直監督 見え始めた『つるばみ色のなぎ子たち』の世界」と題されたトークイベントも開催決定。片渕須直監督が自らの最新作について語る。また「長編コンペティション部門」の審査員であるノラ・トゥーミー、齋藤優一郎、マイケル・フクシマがそれぞれアニメーションの現在を伝える特別講義も開催される。さらに鏑木ひろが監督を務めるアニメ「GREAT PRETENDER razbliuto」も日本初上映。3月17日に新潟・市民プラザにて上映され、鏑木監督とプロデューサーの岡田麻衣子氏が登壇するトークイベントも行われる。

併せて「第2回新潟国際アニメーション映画祭」のポスターも公開に。観音様と水の都・新潟島をモチーフとして、暗雲の立ち込める現代にクリエーションが持つ意味と力を考え、新潟から世界へ発信していくという映画祭の理念が表現された。ビジュアルは森岡淳が手がけた。