日本を皮切りに、95の国と地域で展開される「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」。ワールドツアー上映の実施について、花江は「ありがとうございます、という気持ちです。TVシリーズで『竈門炭治郎 立志編』が放送されていたときから(作品を)劇場で観たいという声がすでに多かったんですよね。この念願が叶って(「遊郭編」の)クライマックスのシーンがまるごと劇場で観れるのがファンとしてうれしいなと思っています」と述べる。
下野は「みんな、テレビで観るよさとは別に劇場でも観たいという思いがあったと思います。大迫力な我々の死闘を観ていただくと、テレビとまた違った感覚で皆様の中に感動が生まれるんじゃないかと思いますね」とコメント。松岡は「映画だと全方位から音が出てくるのが魅力。家では聞けない爆音の中、巨大なスクリーンで観れるのが……もう言うことないです」と力説する。鬼頭は「何度も観たシーンだったりするんですけど何回観ても泣けますし、劇場の大きいスクリーンでいい音響で観ると、感動もまたいつもとは違った感じで届いているんじゃないかと思います」と述べた。
この上映イベントでは、4月より放送される「刀鍛冶の里編」の第1話も初公開。スクリーンで初めて“上弦集結”が叶うことについて、花江は「無限城は予想以上に広いなと思いました。ワクワク感というかあの映像を大画面でみるとアトラクションに乗っているんじゃないかというくらいで……」「無限城のこんなところまで作ってるんだと『おっ』と思うポイントが多くてテンション上がりました。無惨様をいろんな角度で見られてよかったですよね」と話す。
「刀鍛冶の里編」で新たに登場する上弦の鬼の黒死牟、童磨、半天狗、玉壺について、下野からは「原作も読ませていただいて、こういうふうに動くだろうなというキャラクターもいました。玉壺が、マジで気持ち悪いなこいつと思ってる人も多いと思うんですけど、今回アニメのほうはなんかかわいいと思ってしまいましたね」という言葉も。すると花江も「わかる、あのお口の部分」と玉壺のかわいさに賛同し、「テトテト感がなんかよいなと思いました」と続ける。
また下野は「童磨って無視されてる感じが、善逸と相通ずる何かがあると思って変に親近感が沸きました(笑)。恐ろしい部分で言うと、それこそ黒死牟とか猗窩座のやり取りとか、そういう部分もアニメになってキャラクターの個性が浮き彫りになった感じがします」とコメント。さらに花江が「宮野(真守)さんの声が入っていたことで、より存在感が強くなってたよね」と、下野が「あと半天狗が思ったより縮こまってたね」と次々に会話を膨らませる。松岡はキャスト陣の芝居を見ての感想を「とにかく納得したくないけど、納得させられるものがありまして、複雑な気持ちで見ていました」と語った。
「刀鍛冶の里編」の第1話について、花江は「ワクワクしますよね、隠れた里で、日輪刀を作るというのが。刀の作り方がわからなかったので、ずっと打ち続けるというのが地味に見えて大事で大変な作業なんだなと思いました。なぜあれだけ鋼鐡塚さんが怒ってくるのかわかりました(笑)」と話す。禰豆子と甘露寺の2人については「めちゃくちゃかわいかったです。甘露寺さんが登場してくれるだけで場が和む。今まで禰豆子が男性のキャラクターの中にいたので、女性キャラクターとの絡みがすごくかわくて。甘露寺さんも禰豆子のことよしよしとかわいがっているし、禰豆子もなついているのが炭治郎以外あまりないので。お芝居もすごく楽しかったですね」と述べた。
イベントでは大きなくす玉とともに、炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助が登場する一幕も。花江が上映イベントの開幕を宣言しながら勢いよくくす玉を割ると、観客から大きな拍手が湧く。最後に花江が「昨日から公開が始まって、これからどんどん世界に発信していくと思うとうれしい気持ちです。下野さんには世界の中の日本を担当していただいて、僕はロサンゼルスとメキシコシティと、台湾と……」と自分は世界各国を訪問したいと言うと、「なんで俺のほうを見ながら言うんだよ!」と下野からすかさずツッコミが。改めて、花江は「『鬼滅の刃』をこれから世界に広げてまいりますので、いろんな人に『鬼滅の刃』を観てもらえるように、刀鍛冶の里編含めて盛り上げていければなと思うので、よろしくお願いします!」とアピールした。
※禰豆子の禰はネに爾が正式表記。
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