「岬のマヨイガ」「グッバイ、ドン・グリーズ!」アヌシー映画祭のコンペにノミネート

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アニメ映画「岬のマヨイガ」「グッバイ、ドン・グリーズ!」が、「アヌシー国際アニメーション映画祭2022」の長編部門コンペティションに選出された。

「岬のマヨイガ」ビジュアル (c)柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会

「岬のマヨイガ」ビジュアル (c)柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会

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「岬のマヨイガ」は、岩手県を舞台にした柏葉幸子の小説が原作のノスタルジックファンタジー。心に傷を負った17歳の少女ユイ、両親を事故で亡くしたショックで声を失った8歳の少女ひより、そしてそんな2人の少女を家族のように迎え入れるおばあちゃん・キワさんが、“訪れた人をもてなす”という不思議な古民家“マヨイガ”で共同生活を送る姿や、“ふしぎっと”と呼ばれる妖怪たちとの交流が描かれた。ユイ役を芦田愛菜、キワさん役を大竹しのぶ、ひより役を粟野咲莉が演じ、川面真也が監督、吉田玲子が脚本、david productionがアニメーション制作を担当。第76回毎日映画コンクールではアニメーション映画賞を受賞している。

「グッバイ、ドン・グリーズ!」ビジュアル (c)Goodbye,DonGlees Partners

「グッバイ、ドン・グリーズ!」ビジュアル (c)Goodbye,DonGlees Partners[拡大]

「グッバイ、ドン・グリーズ!」は、周囲とうまく馴染むことができないロウマ、同じように浮いた存在のトト、アイスランドからロウマの住む田舎町にやってきたドロップという3人の少年が、アイスランドへと行き着くひと夏の冒険を描いた青春グラフィティ。ロウマ役を花江夏樹、トト役を梶裕貴、ドロップ役を村瀬歩が演じた。監督・脚本のいしづかあつこをはじめ、キャラクターデザインの吉松孝博、アニメーション制作のMADHOUSEなど、TVアニメ「宇宙よりも遠い場所」の制作スタッフが多数参加している。いしづか監督は「世界に飛び出す少年たちの物語が、現実に国境を越えて旅立つ様にとても感動しています」と喜びを伝えた。

「アヌシー国際アニメーション映画祭2022」はフランスで、現地時間6月13日から18日にかけて開催される。

いしづかあつこ監督コメント

いしづかあつこ

いしづかあつこ[拡大]

世界に飛び出す少年たちの物語が、現実に国境を越えて旅立つ様にとても感動しています。こうして歴史あるアヌシーの地に旅立つことができたのは、ひとえに作品を共に生み出しそして支えてくださった皆様のお力だと本心から思 います。国境を越え、世界のどこかでまた、映画を通じて誰かと想いを分かち合うことができたらと願っております。 本当にありがとうございました。

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