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同作は10月30日に封切られ、初週の週末興行ランキングは1位というヒットを記録。周囲の反応を聞かれると、松岡は「先輩のりなまる(日高里菜)さんから、『観てきたよー! キリトカッコいー!!』ってすごいテンションの高いLINEが来ました(笑)」と明かす。今作から「SAO」シリーズに参加した水瀬は「劇場に行って観てみたんですけど、映画が始まる前、私の前に座っていた男の子たちがランダムの来場者特典を開封してたんです。そしたらミトを引き当てた子が『新キャラかあ』って言ってて。あまり喜んでなさそうだなと思って凝視しちゃったんですけど(笑)、映画が終わった後に『俺、ミトでよかったな』と言ってくれたんです。それがすっごいうれしくて、『私、私! よろしくー!』って思いました」と笑顔で語った。
アインクラッド第1層からクリアまでの軌跡が、アスナの視点で掘り下げられていく今作。戸松は「結城家が大集合するのは初めてだったので新鮮でした」と述べ、どこか寂しげなアスナの役作りについて「距離感の壁は意識しましたね。両親に対して本音で話せないアスナをどう表現するか工夫しました」と話す。またアスナをVRMMOゲーム「ソードアート・オンライン」の世界に誘うミトについて、水瀬は「ゲームがうますぎるが故に友達と距離ができるっていうも、ゲーマーならではの悩みだなあと思いました」とコメント。すると司会から、実は監督の
今作で描かれるキリトとアスナの出会いについて、松岡は「何百年も一緒に添い遂げたはずなのに、それがすべてなかったことになってる。2人の間に非常に高い壁が立ってました」と嘆く。初々しいキリトに戸松は「より少年ですよね! ちょっと前まで『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』のアフレコをやってたので(それと比べると)距離感はやっぱりありました」と言及しながら、「つぐつぐ(松岡禎丞)も最初の頃に戻った感じがあって、アフレコで緊張して吐きそうになってましたよね。私に対してもこの9年間でほんのちょっと心の扉を開いてくれたと思ったんですけど、それがバーンってまた閉じて、チェーンもかかっちゃいました(笑)」と残念そうな表情を浮かべてみせた。
また第1層フロアボス「イルファング・ザ・コボルドロード」は過去にも描かれたが、今作では背景の300カット以上がCGで制作されているそう。水瀬は「『SAO』にアクションシーンは欠かせないと思ってるんですけど、特にクライマックスの盛り上がりは鳥肌が止まらなかったです。あれを観るために何度でも劇場に行きたい!」と語り、松岡も「TVシリーズで描かれてから9年ぶりですけど、今の技術だとこんなに違うものになるんだって感動しました」と話す。戸松は「劇場で観てると音とアニメーションが合わさって、自分もボスのフロアにいるんじゃないかって錯覚を起こすぐらい臨場感がすごかったです。それとTVシリーズの放送当時よりも使える赤色の種類が増えたと監督がおっしゃってたので、大きいスクリーンで赤色にぜひ注目していただけたら」と呼びかけた。
イベントではLiSAによる主題歌「往け(ゆけ)」のジャケットイラストがフルサイズで公開に。最後は戸松の「SAOの世界へ!」という掛け声の後、キャスト全員で「リンクスタート!」と言ってイベントは幕を閉じた。
「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」
公開中
スタッフ
原作・ストーリー原案:川原礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:
キャラクターデザイン・総作画監督:戸谷賢都
アクションディレクター・モンスターデザイン:甲斐泰之
サブキャラクターデザイン:秋月彩、石川智美、渡邊敬介
プロップデザイン:東島久志
美術監督:伊藤友沙
美術設定:平澤晃弘
色彩設計:中野尚美
撮影監督:大島由貴
CGディレクター:織田健吾、中島宏
2Dワークス:宮原洋平、関香織
編集:廣瀬清志
音楽:梶浦由記
音響監督:岩浪美和
音響効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
プロデュース:EGG FIRM、ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
製作:SAO-P Project
キャスト
キリト:
アスナ / 結城明日奈:
ミト / 兎沢深澄:
クライン:平田広明
エギル:安元洋貴
シリカ:日高里菜
ディアベル:檜山修之
キバオウ:関智一
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