メディアミックスプロジェクト「テクノロイド」の制作発表会見が、去る11月6日に東京・コナミクリエイティブセンター銀座にて行われた。
上松範康、RUCCA、Elements Gardenが原案を担当する「テクノロイド」は、サイバーエージェントがエイベックス・ピクチャーズおよびElements Gardenと共同で制作する、アニメ・ゲーム・音楽を連動させた企画。2022年にTVアニメ「テクノロイド オーバーマインド」の放送と、スマホゲーム「テクノロイド ユニゾンハート」のリリースが決定している。「テクノロイド」の舞台は、太陽の肥大化による大規模な気候変動により世界が水で覆われ、光の歓びを失った人々が新たに見出した希望であるエンターテインメントタワー・バベル。人間やアンドロイドの垣根なく集まった“クライマー”(挑戦者)たちが、音楽やダンスパフォーマンスでバベルの頂点を目指す“クライムステージ”の模様が描かれる。
イベントではまず上松、RUCCA、サイバーエージェントの田中宏幸氏が登壇。企画の成り立ちについて上松は「RUCCAくんの書く歌詞が本当に素晴らしくて、勝手に言葉の魔術師と呼んでいるんです。中でもEDMに関して言葉の跳ね方がものすごくカッコいいと思っていました。RUCCAくんが物語も書く方ということなので、『テクノロイド』に合うんじゃないかと思いお声がけさせていただきました。田中さんとは以前から音楽と絡めた企画をやりたいと話していましたので、4年という時間をかけてようやく願いを叶えられてありがたいです」と思い入れを語る。
RUCCAは「音楽を絡めた物語を考えていくうえで、誰が歌うと魅力的なのかということを考えました。既存のものとは違う何かを作り出したいと思っていたのと、上松さんに僕の歌詞がEDMにハマるとおっしゃっていただいたので、『アンドロイドが歌う物語を描くのはどうですか?』と提案させていただいたんです。上松さんからも『それだ!』と言っていただけました。アンドロイドの心が歌を通じて成長することもあるのかなと思ったことに着想を得た物語になっています」と注目ポイントを語る。田中はキャスティングについて「悪役がおらず優しいストーリーなので、シンプルにキャラクターに合うかどうかを考えてオーディションをさせていただきました。若い方や、声優初挑戦の方もいらっしゃいますが、そこはあまり意識せず、お芝居がキャラクターに合っているかどうかで決めていきました」と裏側を語った。
続いて物語に登場するユニット・KNoCC(ノックス)よりコバルト役の
萩谷は「今回声優に初挑戦させていただきます。昔からすごく興味があったお仕事でしたので、参加できることが決まってうれしかったです」と顔をほころばせる。大塚は楽曲について「最初に聴いたときに、ユニット名のような無機質な感じもありつつ熱さもあり、『ああ、好き……』と思いました。僕が演じるアウルは無気力でやる気のないキャラなので、彼のパフォーマンスはどういうものなんだろうと悩みつつ収録させていただきました」と振り返った。
STAND-ALONEのカイト役・
イベントではキャスト陣のお互いのイメージを探る「『テクノロイド』チーム絆リサーチ」というゲームコーナーも行われた。「初めてCDを買った年齢が一番若そうなメンバーは?」という質問ではkaytoが3票を集め1位に。「喜怒哀楽がわかりやすそうなメンバーは?」という質問では、峯田が終始元気いっぱいな浦を見つめながら「喜怒哀楽がわかりやすい人って声が大きいですよね」とつぶやく。結果として浦が自分以外の4人から「喜怒哀楽がわかりやすそうな人」に選ばれ、キャストたちの笑い声に包まれながら会見は終了した。
「テクノロイド」
スタッフ
原案:上松範康×RUCCA×Elements Garden
原作:芝浦アンドロイド研究室
監督:イムガヒ
スーパーバイザー:吉村愛
シリーズ構成:関根アユミ
キャラクター原案:LAM
キャラクターデザイン:崎口さおり
音楽:Elements Garden×RUCCA
音響監督:長崎行男
タイトル&ロゴ制作:雷雷公社
CG制作:LOGIC&MAGIC
アニメーション制作:動画工房
キャスト
KNoCC(ノックス)
コバルト:
クロム:渋谷慧
ケイ:
ネオン:kayto
STAND-ALONE(スタンドアローン)
メカニカメタリカ
シルバ:榎木淳弥
アウル:
ラナ:杉林晟人
ジン:仲村宗悟
関連記事
楊(やん) @yan_negimabeya
【イベントレポート】上松範康が4年の歳月かけた「テクノロイド」始動を喜ぶ、浦和希は収録でヘナヘナに(写真24枚) https://t.co/yes8ZFgq23