劇場版「
数回の公開延期を経て、6月11日に全国で封切られた「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」。1989年に出版された
初回のアフレコは2年前に収録。その場には小野、村瀬、小形をはじめ、ギギ・アンダルシア役の上田麗奈、ケネス・スレッグ役の諏訪部順一が参加していたという。当時を振り返り小野は「ハサウェイの気持ちやキャラクター間の関係性など、台本がメモでいっぱいになって。これは役柄に落とし込むのが大変だなと感じました」と語った。また演技で苦労した点については「バランスが難しかったですね。ギギやケネスと話しているときは“好青年なハサウェイ・ノア”なんだけど、マフティーとしても活動しているからバレないようにしなくてはいけない。気を休められず、ずっと緊張の糸が張っている状態だったので、すごく大変でした。ただクスィーに乗っているときなど、目の前のことだけに集中できたときは、演じていて楽しかったです」と打ち明けた。
注目してほしいシーンについて小野は「個人的には市街地での戦闘シーンですね。日本ではまずないかもしれないですけど、もし自分がこういう状況に置かれてしまったらと考えると、ものすごく恐怖を感じました」と話し、小形は「音にこだわって、最初からドルビーシネマ上映を想定して作られたんですよね。4Dでも別の音響が楽しめますし、普通の5.1版でもエレガントな仕上がりが味わえると思います」とアピール。村瀬監督は「今回派手なものを作っちゃったかなと思う部分があるので、そのへんを整理しながら2作目、3作目も作っていきたいなと思っています」と意気込んだ。
最後に小野は「本当にスタッフ一丸となって時間をかけて丁寧に作り上げた作品です。何回も見て応援していただけたら」と言い、小形は「ガンダムシリーズの映画の中で1番を取りたいという気持ちがあります。富野さんへの恩返しにも繋がると思うので、皆さんのガンダム愛でそこまで行かせてもらえたらありがたいです」と気持ちを伝えた。村瀬監督は「掘り下げられるぐらいの厚みはあると思うので、いろいろ探ってもらえたら。興業成績は小形くんに任せる形で、次を作りたいと思います」とメッセージを贈り、イベントは締めくくられた。
関連記事
楊(やん) @yan_negimabeya
【イベントレポート】「閃光のハサウェイ」舞台挨拶、小野賢章のオススメは「市街地での戦闘シーン」 https://t.co/RKQyU9aUmc