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昨日12月25日に公開された「劇場版ポケットモンスター ココ」は、サトシとピカチュウが出会った、自らをポケモンと信じる少年・ココと、彼の育ての親である幻のポケモン・ザルードとの親子の絆を描いた物語。上白石は、ココの髪型や衣装をイメージしたオレンジの水玉模様のワンピースを身にまとい、勘九郎はとうちゃんザルードが身に着けているピンクのマントのようなマフラーを巻きいて登場。山寺はゼッドを彷彿とさせるベージュのスーツスタイル、中川はメガネと水色の洋服で登壇した。
劇中のココとザルードの関係性が、鹿児島から上京してきた際の自身と家族と重なり感情移入できたと明かす上白石。続く勘九郎も「僕も劇中のザルードのように、カッコよく子供の背中を押したいと思います。そのためには自分が輝き続けないといけないなと思うので、子供たちにカッコいい背中を見せたいです」と親目線での感想を述べる。また1分間で映画の魅力を語ることになった中川は、怒涛の勢いでアピールポイントを話すも、隣で秒数をカウントをしていた岡崎に「もう1分経ちましたよ!」と強制的に止められてしまうといった場面もあった。
また2020年を振り返り、それぞれの「今年の漢字」も発表。「学」と答えた山寺は、その理由を「いつもとは違う1年でしたが、その中でもたくさんの気付きや学びがありました。今まで当たり前のようにみんなとワイワイ食事に行けたりしていましたが、人と直接コミュニケーションを取ることが難しくなって、それって特別なことだったんだなと」と今年の出来事を振り返る。またアニメの仕事が2カ月程ストップしていたと明かし、「再開したときに『あー、声優の仕事って本当に楽しいな。僕は本当にこの仕事が好きでやっているんだな』って、改めて学ぶことができましたね」と感慨深げに語る。
さらに去年から東京での一人暮らしで自炊を始めたという岡崎は「炊」という漢字を挙げる。岡崎は本作のエンディングテーマ「おかえりとただいま」が風呂の浴槽の中で考えた楽曲だったと振り返り、「『炊』という漢字は『火へん』に『欠ける』と書くじゃないですか。合わせて『ひっかく』ということで、今回の映画が皆さんの心をひっかいて、爪痕を残せたらいいなと思いました」と語る。その発言に、山寺から「上手い! やっぱり芸人だ!」と言われた岡崎は、すかさず「芸人じゃない! 天才ミュージシャン!(笑)」と切り返し、観客の笑いの代わりの拍手を誘った。
最後、上白石は「映画を公開できる喜びをこんなに噛み締めたのは、本作が初めてです。この映画はどの世代の方も響くものがある作品だと思います。是非ポケモンの輪を広げていきましょう!」と語り、公開記念舞台挨拶を締めくくった。「劇場版ポケットモンスター ココ」は全国の劇場にて公開中。
「劇場版ポケットモンスター ココ」
全国東宝系にて公開中
スタッフ
原案:田尻智
監督:
脚本:冨岡淳広、矢嶋哲生
アニメーションプロデューサー:加藤浩幸
キャラクターデザイン:丸藤広貴
総作画監督:丸藤広貴、西谷泰史
音響監督:三間雅文
音楽:
アニメーション制作:OLM
製作:ピカチュウプロジェクト
配給:東宝
キャスト
特別出演:
声の出演:松本梨香、大谷育江、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、堀内賢雄
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