「プリ☆チャン」配信ライブでツインテールズ初披露、初登場のアンジュは貫禄見せる

TVアニメ「キラッとプリ☆チャン」初の単独ライブ「Hello! プリ☆チャンワールド」が、本日7月18日に動画配信プラットフォーム・ULIZAにて生配信された。本記事では昼公演の模様をレポートする。

新型コロナウイルス感染防止の観点から、無観客形式で行われた「Hello! プリ☆チャンワールド」。自分で作った番組を配信し、誰でもアイドルになれる夢のチャンネル・プリ☆チャンを使って全世界にライブを届ける物語と連動するかのように、キャラクターたちの個性豊かなパフォーマンスがカメラを通して届けられ、画面の向こうのファンからはリアルタイムでたくさんのコメントが寄せられた。

ライブは林鼓子演じる桃山みらい、久保田未夢演じる萌黄えも、厚木那奈美演じる青葉りんかによるミラクル☆キラッツの「SUPER CUTIE SUPER GIRL」から幕開け。「画面の前で一緒に声出してね！」と元気よく呼びかけると、芹澤優演じる赤城あんな、若井友希演じる緑川さら、森嶋優花演じる紫藤めるのメルティックスターへバトンをつなぐ。3人は「寝ても覚めてもDREAMIN' GIRL」を堂々とパフォーマンスし、「夢見る準備はよろしくて？」というあんなの決めゼリフも飛び出した。ライブ前半はミラクル☆キラッツとメルティックスターのメンバーによる、おなじみのソロ曲やデュオ曲が畳みかけるように披露され、アイドルたちの豊かな個性を見せつけた。

ステージに現れたあんなが「無敵、パーフェクトでしたわね！」とメルティックスターのパフォーマンスを満足げに振り返ると、袖から現れたえもが「ミラクル☆キラッツのほうが全然よかったもんね！」と言い返し、口喧嘩を始める2人。「でもあの曲をまだ歌ってなかったと思っていて……」とあんなが照れくさそうに切り出すも、えもは「あの曲ってなんの曲？」ととぼけて見せるなど、おなじみのやり取りを挟み、「今日は特別にいっしょに歌ってさしあげますわ」「はあ～!? 感じ悪いんだけど！」というセリフから「ツヨキ！ツインテールズ！」の初披露へ。いがみ合っているようで似たもの同士な関係を表現した同曲を、2人は時折目線を交わしてはじけるような笑顔を見せながら歌った。

佐々木李子演じるだいあは圧倒的な歌唱力で、押し込めていた感情が解放されていくだいあの変化を繊細に表現する。茜屋日海夏演じる金森まりあの“かわいい”がいっぱいに詰まった「シアワ星かわいい賛歌」と、徳井青空演じる黒川すずのクールな「キューティ・ブレイキン」に続き、三森すずこ演じる白鳥アンジュが登場。白鳥のような白を基調にしたドレスに身を包み、真剣なまなざしと優雅なダンスで、初登場ながらトッププリ☆チャンアイドルとしての貫禄を見せつけた。さらにだいあとみらいの絆を象徴するデュオ曲「MEMORIES FOR FUTURE」も初披露され、それぞれのグループやソロのパフォーマンスとは異なる魅力をアピールした。

クライマックスではグループのライブが次々と繰り出され、リングマリィは「インディビジュアル・ジュエル」で“かわいい”と“カッコいい”の融合を華やかに体現した。メルティックスターは華やかなダンスと力強い歌唱で魅せ、ミラクル☆キラッツは明るく元気いっぱいの楽曲を続けて、画面の向こうのファンにハッピーなエネルギーを届けた。

最後には出演者1人ひとりから、視聴者に向けてメッセージが贈られる。佐々木は「歌っていて泣きそうになるくらい幸せな気持ちが、伝わっていたらいいなと思います」と画面の向こうに呼びかけ、三森は「再現できるかすごく不安だったんですけど、頭から爪先までアンジュさんになって楽しく披露することができました」と初出演の喜びを語った。茜屋と徳井は「緊張した」と語りつつ「2人で歌えて楽しかった！」と笑顔を交わし、メルティックスターの3人は久々のライブに、ステージの裏側も楽しかったと話す。そして林が「『キラッとプリ☆チャン』初の単独ライブを配信という形で開催することができてうれしいです。皆さんの支えがあって開催することができました。私たちのキラキラが伝わっていたらいいなと思います」と感謝を述べ、最後はフロアも使って全出演者で「ダイヤモンドスマイル」を歌唱。一同はカメラの向こうに届くようたくさんの笑顔を振りまき、初の単独ライブをハートフルな空気で締めくくった。