僧医を描く「病室で念仏を唱えないでください」、伊藤英明でTVドラマ化

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こやす珠世「病室で念仏を唱えないでください」のTVドラマ化が決定した。2020年1月クールのTBS金曜ドラマとして放送される。

(左上から時計回りに)松本照円(照之)役の伊藤英明、三宅涼子役の中谷美紀、児嶋眞白役の松本穂香、濱田達哉役のムロツヨシ。

(左上から時計回りに)松本照円(照之)役の伊藤英明、三宅涼子役の中谷美紀、児嶋眞白役の松本穂香、濱田達哉役のムロツヨシ。

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「病室で念仏を唱えないでください」1巻

「病室で念仏を唱えないでください」1巻[拡大]

「病室で念仏を唱えないでください」は僧侶でありながら救命救急医としても働く“僧医”の松本照円(照之)を主人公に、“生きることとは、そして死ぬとは何か”を問う医療ドラマ。ビッグコミック増刊号(小学館)にて連載中で、単行本は5巻まで刊行されている。

主人公の松本照円役を担当するのは、2007年4月クールに放送された「孤独の賭け~愛しき人よ~」以来、12年ぶりとなるTBSドラマ主演を果たす伊藤英明。松本と同じ救命救急センターの医師で、彼とは意見が異なる部分がありつつも、お互いの実力を認め協力しあう女医・三宅涼子役には中谷美紀、松本とたびたび衝突する心臓血管外科医・濱田達哉役にはムロツヨシ、濱田の下で働く新人心臓血管外科医・児嶋眞白役には松本穂香がキャスティングされた。

こやす、そしてキャスト4人からのコメントも到着。こやすは「僧医である主人公・松本がその道を何故選ぶことになったのか、因縁である松本の身近な人達との関わり、対立するライバル医師とはどうやり合うのか、自身の描きたかった部分をドラマでは取り上げていただきました」と言葉を寄せた。

こやす珠世コメント

「僧侶が医者なんて奇をてらっている」連載当初はこんなこともよく言われましたが、実は僧医は結構いるんです。その僧医である主人公・松本がその道を何故選ぶことになったのか、因縁である松本の身近な人達との関わり、対立するライバル医師とはどうやり合うのか、自身の描きたかった部分をドラマでは取り上げていただきました。今回の映像化にあたり、松本を演じる俳優さんには低い声での読誦と坊主頭で、とお願いしました。その我儘を受け入れてくれた伊藤英明さんが松本をどう見せてくれるのか、また同僚や他科の医師とどう絡んでいくのか大いに楽しみです!!

伊藤英明(松本照円/照之役)コメント

原作を読んでの感想

漫画が原作ということで、現実には起こり得ないファンタジックな世界観で描かれているのかと思いきや、この作品には奇跡を起こす様なスーパードクターも、霊が見えるような僧侶も登場せず、ただ患者に寄り添い生きていく、また、死んでいく手助けとして、得度した医師という存在に何が出来るのかと日々葛藤する姿に、今そこで起こっているかのような現実味を感じ、大変興味をそそられました。

ドラマへの意気込み

ありそうでなかった、医師で僧侶という役柄。患者の身体を医師の立場で、そして患者の心を僧侶の立場で救いたいという願いを持ち、またその中で自らの生き方をも模索する、そんな「生きる」ということに一生懸命な人間を観てもらえれば、と思っています。

中谷美紀(三宅涼子役)コメント

原作を読んでの感想

個人的に無宗教を貫いているため、仏法を振りかざす救命医など鬱陶しいと思いながら読み始めましたが、松本という医師でもあり僧侶でもある人間が、わかったようなことを言いながらも、女性の水着姿に興奮したり、般若湯をあおるような煩悩の塊であり、人の心を救うべく仏の道を説いて見せるも独りよがりだったり、見当違いだったりするあたりが人間臭くて好きでした。三宅は、仏法を逆手に取って生臭坊主松本を揶揄しつつも、患者の命を救うという同じ志を持つ者として、信頼関係を育んでいくのだと思います。

ドラマへの意気込み

肉体の救命と、魂の救済が本当に両立できるなら素晴らしいことだとは思いますが、簡単にはできないからこそ、松本がもがく姿を人は見守りたいと思えるのではないでしょうか。肉体的にも精神的にも決して楽ではない救命医になることを選んだ三宅という芯のある女性の生き様を全うしたいと思います。

ムロツヨシ(濱田達哉役)コメント

原作を読んでの感想

死について考え、そして生を考える。医療、医者、患者の話ではありますが、それだけではない人間模様が、面白くもあり深くもあり、描かれてる作品だと思います。演じ手として、しっかりお伝えしたいことがたくさんあります。

ドラマへの意気込み

TBSさんが、また声をかけてくれました。去年は、恋愛ドラマ、綺麗な人が惚れる小説家。今回は、医療ドラマ、モテるできる心臓外科医。TBSさんは、どうしてこんなムロを観たいと思ってくれるのか、不思議でなりません。ムロへの賭け方が間違ってはいないか。いや、こんな賭けに出てくれるなんて役者冥利につきます。この賭けをしてくれた色んな方へ。この賭け勝たせてみせたい、と大きなことを言える男ではあります。賭け続けてください。私もこの作品に賭けようと思います。追伸、医者の役、初めてでドキドキしてることは、内緒にさせてください。

松本穂香(児嶋眞白役)コメント

原作を読んでの感想

命に向き合うこととはなんだろう。本当の意味で人を救うってなんだろう。私には今まで触れたことのない世界が描かれていました。私の演じる児嶋眞白は、打たれ弱いところもあるけれど、決してそこで挫けない。とにかく一生懸命な女性です。そんな彼女を演じられることを、とてもうれしく思います。

ドラマへの意気込み

今回、私にとって初めての医者役ということで、初経験のことがたくさん待っていることに、ワクワクドキドキしています。素晴らしいキャストの方々のなかで、皆さんに素敵なドラマをお届けできるよう、児嶋先生のように一生懸命頑張ります!

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「病室で念仏を唱えないでください」

TBS系にて2020年1月より毎週金曜22:00~22:54放送

スタッフ

原作:こやす珠世「病室で念仏を唱えないでください」(小学館「ビッグコミック」連載中)
脚本:吉澤智子
編成:渡瀬暁彦
演出:平野俊一、岡本伸吾、泉正英
プロデューサー:峠田浩

キャスト

松本照円(照之):伊藤英明
濱田達哉:ムロツヨシ
児嶋眞白:松本穂香
三宅涼子:中谷美紀

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原作:こやす珠世「病室で念仏を唱えないでください」小学館

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