新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」ユパ役の尾上松也、セルム役の中村歌昇ら配役決定

宮崎駿「風の谷のナウシカ」を題材とした「新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』」の出演者、配役が発表された。

既報だったナウシカ役の尾上菊之助、クシャナ役の中村七之助に続き、ユパ役を尾上松也、セルム / 墓の主の精役を中村歌昇、ミラルパ / ナムリス役を坂東巳之助、アスベル / オーマの精役を尾上右近が担当することが明らかに。また道化役を中村種之助、ケチャ役を中村米吉、第三皇子 / 神官役を中村吉之丞、ミト / トルメキアの将軍役を市村橘太郎、上人役を嵐橘三郎、クロトワ役を片岡亀蔵、ジル役を河原崎権十郎、城ババ役を市村萬次郎、チャルカ役を中村錦之助、マニ族僧正役を中村又五郎、ヴ王役を中村歌六が演じる。

「新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』」は12月6日から25日まで東京・新橋演舞場で上演。映画版では描かれなかった全7巻におよぶ原作が完全上演される。チケットの一般販売は10月19日10時よりスタート。

「風の谷のナウシカ」は、「火の七日間」と呼ばれる戦争により産業文明が崩壊し、巨大な蟲と、有毒な瘴気を発する菌類の森・腐海に覆われた世界を舞台に、「風の谷」の族長ジルの末娘・ナウシカを描く物語。1982年から1994年にかけてアニメージュ（徳間書店）にて連載され、1984年には宮崎が監督を務めた劇場アニメが公開された。