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Project ANIMA、投稿2作目で大賞獲得した主婦の受賞者に豊永利行「夢がある」

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左から上町裕介総合プロデューサー、三上枝織、豊永利行、小松未可子、松倉友二チーフプロデューサー。

左から上町裕介総合プロデューサー、三上枝織、豊永利行、小松未可子、松倉友二チーフプロデューサー。

オリジナルアニメ作品の原作を公募するプロジェクト・Project ANIMAの第2弾「異世界・ファンタジー部門」の大賞授賞式が、本日11月3日に東京・東京タワーの特設野外ステージにて開催された。

Project ANIMAはDeNA、文化放送、創通、MBSの4社の共同による公募企画で、「SF・ロボットアニメ部門」「異世界・ファンタジー部門」「キッズ・ゲームアニメ部門」の3部門のコンテストを開催。選出された作品はTVアニメ化されるほか、入賞作の書籍化、マンガ化、ゲーム化などが検討される。J.C.STAFFがアニメ制作を手がける「異世界・ファンタジー部門」では、「小説・脚本選考」「マンガ選考」「企画書選考」の3つの選考形式で募集が行われ、赤坂優月の「魔法使いになれなかった女の子の話。」が大賞を受賞。「王道の『魔法学園もの』でありながら、主人公をはじめとしたキャラクターの魅力が高く、幅広い層からの普遍的な支持を得られる可能性がある」という評価から本作が大賞作品に選出された。

授賞式では「Project ANIMA」と連動した文化放送の番組「エブリスタ・マンガボックス presents 豊永・小松・三上の真夜中のラジオ文芸部」にてパーソナリティを務める豊永利行小松未可子三上枝織がMCを担当。J.C.STAFFの松倉友二チーフプロデューサーと、同プロジェクトの上町裕介総合プロデューサーも登壇した。

松倉プロデューサーは選考の過程について「異世界・ファンタジーというのはメジャーなジャンルだと思うので、『どこかで見たことあるよな』という投稿作も多かったんですが、間口が広いジャンルでもあるので、いろいろな層から応募をいただけておもしろかったです」とコメント。投稿作を確認する前は「ラノベ系が多いかと思っていた」と語る上町プロデューサーは「文芸的な作品だったり、意外とハイエンドな作品が多かった印象があります。すごく面白いんですけど『これはファンタジーというよりはSFなんじゃないの』っていう作品もあったり」と評した。

その後大賞受賞者として壇上に登った赤坂は、「まだ夢みたいで実感がないんですが、こんなことが自分の人生で起こるとは思っていなかったのでうれしいです」と喜びを噛みしめる。普段は主婦業をしながら携帯電話で作品を執筆しているという赤坂。昨年から小説投稿サイト・エブリスタに作品をアップし始め、本作が2作品目のタイトルであると説明すると、豊永は「2作目で主婦業の方が受賞するって本当に夢がある!」と語る。受賞賞金100万円の使いみちを問われた赤坂は「(夫と)ハワイに行こうという話をしています。最近(夫が)Amazonの『ほしい物リスト』を更新していました(笑)」と述べた。

Project ANIMA第2弾「異世界・ファンタジー部門」の大賞受賞作「魔法使いになれなかった女の子の話。」は魔法使いになるための世界唯一の養成機関・レットラン魔法魔術学校を舞台に描く物語。会場では小松と三上による本作のあらすじ朗読も行われた。上町プロデューサーは本作の受賞理由について「(最初に読んだとき)この作品はなんらかのいいところに行く作品だと思っていました。それがやっぱり(プロジェクトに関わっている)各社さんから支持をいただけて。あらすじを読んだだけで、ポップな感じがしてアニメとしての動きがわかりやすい。そういったところが秀でていたんじゃないかと思います」と解説した。

なお動画工房が映像化を担当する第3弾「キッズ・ゲームアニメ部門」は11月15日まで作品を募集中。

Project ANIMA 第2弾「異世界・ファンタジー部門」入選作品

大賞

・赤坂優月「魔法使いになれなかった女の子の話。」

小説・脚本選考

・金賞:幻想ごはん「タロット・ゲーム」
・銀賞:武田ゆい「天狗、ロシアを翔ける」

マンガ選考

・金賞:品川一「VOID」
・銀賞:三月もも「塗壁 NURIKABE」

企画書選考

・金賞:篠田恵「かぶきものがゆく」
・銀賞:杜的錬侍「西池袋占館ヴァンピール」

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