同作が映画単独初主演となる知念。同じHey! Say! JUMPのメンバーである山田涼介から連絡があったことを明かし、「10分くらい電話で映画の感想を言ってくれた。次の日に同じ現場で会うのに……それだけ涼介の心に届いたんだとうれしかった。『いい映画』と言ってくれて、微力ながらも宣伝すると話してくれた」と仲間からのエールを喜んだ。六本木の映画館にて、知念と同作をお忍び鑑賞したという中川は、文化祭でのセッションシーンの際、「僕らの座席の列のお客さんたちも音楽に乗ってくれて、席が揺れていたんです。初めて自分が出ている映画をお客さんと観て、しかもリアクションを感じられてうれしかった」と笑顔で語る。
イベントの終盤では、原作者の小玉ユキからの手紙が監督とキャスト陣にサプライズで読み上げられる。三木監督には「『坂道のアポロン』の実写化を、三木監督にお願いしてよかったと心から思っています。これ以上ない、最高の実写化であり、一本の映画として素晴らしいものにしてくださいました。本当にありがとうございました」との感謝の言葉が寄せられる。
小松には「あまりにも美し過ぎるのでミスキャストなのではないか、と思っていました。が、それは全くの杞憂でした」「おさげにして、制服や60年代のかわいい服に身を包んだ小松さんの姿を初めて拝見したとき、『律子だ!』と声をあげてしまいました」「私も律子が微笑めば表情が緩み、律子が涙を流せば一緒に泣いていました。実写版の律子にすっかり惚れてしまいました。大好きです」と、中川には「撮影現場でお会いした中川さんは間違いなく川渕千太郎そのもの。なんていい役者さんに巡り会えたんだろうと感激しました」「心から音楽を楽しんでいる笑顔は、私がマンガで描きたかった千太郎の姿そのままで、その姿を見ているだけで涙が溢れました。最高の千太郎をありがとうございました」とメッセージが寄せられ、小松、中川ともに涙を浮かべる。
知念には「すべてに薫が宿っていて、メガネを外したときの顔の美しさとともに、実写になった喜びを感じさせてもらえる演技でした」「撮影現場で演奏を見たときは本当に感動しました。千太郎と目を合わせながら弾いている姿を見て、これは大変な映画になるぞ、と思いました」「知念さんと薫が出会ってくれてよかった」とメッセージが贈られる。知念は涙をこぼしながら「小玉先生に一番喜んでいただけたのがうれしくて、薫が僕でよかったと言ってくれてホッとしました。……でも恥ずかしい、人前で泣かないって決めているので」と泣き笑いする様子を見せた。
そんなキャスト陣を見ていた三木も「本当にがんばってくれたんですよ! 自分の想像の100倍すごい演奏シーンを撮ることが……」と言葉をつまらせながらキャスト陣を称える。そして「よかったよ! 本当に!」と3人に駆け寄り抱き合うと、その様子に会場からは温かな拍手が贈られた。
最後に知念は「とても寂しくて終わらせたくない気持ちがあるけれど、ここから映画がまた飛び立って、たくさんの方々の心に届いてほしい。そして一生ものの映画として心の中に残ってもらえれば」とメッセージを贈った。映画「坂道のアポロン」は全国で公開中。
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リンク
- 映画「坂道のアポロン」公式サイト
- 映画『坂道のアポロン』 (@apollonmovie) | Twitter
- 坂道のアポロンの既刊一覧 – 小学館コミック
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