舞台「艶漢」第二夜が開幕！若林の妄想炸裂で、詩郎や光路郎が大胆な姿に

尚月地原作による舞台「浪漫活劇譚『艶漢』第二夜」が、本日12月13日に東京・俳優座劇場にて開幕。初演前には公開ゲネプロが行われた。

ウィングス（新書館）にて連載中の「艶漢」は、妖艶な傘職人・詩郎と熱血正義漢の巡査・光路郎を中心に、美麗な筆致で描かれるアンダーグラウンド事件簿。2016年に上演された「浪漫活劇譚『艶漢』」の続編にあたる「第二夜」は、キャストに吉原詩郎役の櫻井圭登、山田光路郎役の末原拓馬、吉原安里役の三上俊、六口役の田上真里奈、橘伸三役の林野健志に加え、若林剣一役の野田裕貴、湯上役の狩野和馬、佐倉春澄役の村田恒、内海明人役の加藤良輔といったシリーズ初参加のメンバーも名を連ねる。

「浪漫活劇譚『艶漢』第二夜」では、巷で発生した行方不明事件を巡るエピソードを展開。光路郎は事件の鍵を求めに、元罪人たちに向けて慈善塾を開く湯上のもとを訪れる。一方で安里も牡丹という別の名で湯上に近付き……。さらに北部から春澄と明人が、詩郎を捕獲しにやってきて物語を引っ掻き回す。劇中では若林の妄想シーンで、詩郎の肌もあらわな姿や、光路郎と春澄の大胆な絡みを見ることも。恒例となっている安里の妖艶な衣装にも注目だ。

ゲネプロ後には挨拶も行われ、メインキャスト9名が出席。野田は「『艶漢』の世界観をより皆さんに楽しんでいただけるよう、精一杯がんばりたいと思います」とコメント。初演を観劇したという狩野は「『第一夜』は、非常に人間臭いドラマだなと感じました。第二夜では、またパワーアップした形で観ていただけると思います」と期待を煽る。

村田は「新しい風を吹かせられたらという意気込みでここまでやってきました。第二夜、第三夜と続くように、佐倉春澄としてしっかり演じられたらと思います」と、加藤は「春澄と明人は初参加なので、この2人のストーリーもしっかりと届けられたら」と熱く述べる。

末原からは「『艶漢』の舞台には、さまざまな要素が入っています。醜い部分を際立たせるために美しい部分があったり、美しい部分を描くために醜い部分が描かれたり。いろんな要素が混ざって、1つの『艶漢』が出来上がりました。観てくださるお客さんという要素が足されることで、僕らが演じる『艶漢』がどうなるのか楽しみにしております」という言葉が。三上は「『第一夜』が終わってから、ずっとこの日を楽しみに待っていました。尚先生を裏切らず、その上で舞台ならではのものを艶（あで）やかに艶（つや）やかにお届けできる自信があります」と、堂々と語った。

最後に櫻井は「初演から2年経って続編ができるということが本当に幸せです。新しいキャラクターも多いので、自分が出ていないシーンも楽しんでおります」とにこやかにコメント。そして開幕へ向け、「お客さまの度肝を抜いていきたいと思っております。全力で初日、ぶちかましたいと思います！」と力強く意気込んだ。

舞台「浪漫活劇譚『艶漢』第二夜」は、12月13日から17日まで俳優座劇場にて上演。また12月23日に大阪・味園ユニバースでは、櫻井、末原、三上が登場するイベント「幻灯町聖夜祭～1日早い誰かのメリークリスマス～」と題したイベントも行われる。詳細は、舞台の公式サイトにて確認を。また2018年6月末に、本公演のDVDがリリースされることも明らかに。発売日までに会場とCLIE TOWNで予約した人には、特典として非売品の「千秋楽全景定点映像Disk」がプレゼントされる。