「とらドラ!」「ゴールデンタイム」などで知られる竹宮の最新作となる「あしたはひとりにしてくれ」。物語は主人公の男子高校生・瑛人が、土中から半死状態の若い女性を掘り起こしてしまうところから始まる。瑛人の家で意識を取り戻すも、彼女の素性はわからないまま。そのまま居候することになった彼女と瑛人一家の騒々しくも温かい生活が、テンポよくユーモラスに描かれる。
かわかみは「主人公・瑛人の『そんな特別なメテオになら、たとえこの身を撃ち抜かれてもいいかも』というモノローグにあるような清浄なキラキラ感が、冒頭のスカイツリーのシーンから最後までずーっと持続する感じでした」と、同作の感想を寄せている。
かわかみじゅんこコメント
主人公・瑛人の「そんな特別なメテオになら、たとえこの身を撃ち抜かれてもいいかも」というモノローグにあるような清浄なキラキラ感が、冒頭のスカイツリーのシーンから最後までずーっと持続する感じでした。また瑛人の「こっちサイドでこれからも生きていける」、というモノローグにも、共感を覚えました。登場人物が、みんなギリギリの所で踏みとどまっているんだよなあ(自覚のあるなしに関わらず)、と。
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