舞台挨拶の冒頭、新人編集部員の役を演じることについて聞かれた黒木は「周りは年上のキャストの方たちばかりなので、心ちゃんと共にいろいろ教えてもらおうという気持ちです」とコメント。さらに現場の様子について「お話も明るいですし、和気あいあいとしていますね。安田さんや荒川さんとのやり取りで笑ってしまわないように気をつけています」と、にこやかに答えた。続けて安田も「(舞台はマンガ編集部の)バイブス編集部ですから、現場には何千冊っていうマンガがあるんですよ。休憩時間にはそれぞれマンガを読んで過ごしたりしていますね」と、舞台裏を明らかに。また心の先輩役を演じるオダギリは「イメージを裏切るような、大阪の血が見え隠れするところがいいですね」と大阪出身の黒木について印象を語り、「静かなお人形さんみたいな見た目かもしれないですけど、とんでもないですよ!(笑)例えばこう見えてパンクが好きらしく、クラシックとかじゃないところが素敵だなと思います」と続け、彼女を絶賛した。
またマンガ業界を舞台にしたドラマということを受け、キャスト陣はそれぞれ好きなマンガのタイトルを挙げることに。まず黒木は「マンガはいろいろ読むんですけど、最近は『東京喰種トーキョーグール』や『亜人』、あと萩尾望都先生の作品が大好きです」と答える。続けてオダギリは「今はマンガを読まないんですが、昔は『キン肉マン』とか『じゃりン子チエ』とか読んでいましたね」とコメントし、坂口は「『風の谷のナウシカ』と『三つ目がとおる』が好きですね。初恋はナウシカでした」と、司会から「ピュア!」と突っ込まれるラインナップを発表する。安田は「子供の頃に見たくても読むのが恥ずかしかったような、ちょっぴりエッチなマンガが好きです。ものすごくエッチなのは見ないんですけど(笑)。『みんなあげちゃう』とかいいですね」と述べ、松重は「若い方はピンとこないんと思うんですけど『マカロニほうれん荘』とか好きです」と語った。
舞台挨拶の後半、記者から「新人のとき、壁にぶつかったらどうやって乗り越えたか」という質問が飛ぶと、坂口は「まだそんなに深い人間ではないのでいい答えが出ないんですけど、あえてまわり道をすることですね。道草をしたりする時間を作ることが大事だと思います」と述べる。それを聞いた司会者は「十分深いですよ」と唸ると、安田も「僕も乗り越えた記憶はないんですがあえて言うなら……まわり道をすることですかね。もしくは穴を掘っちゃう」と坂口のコメントに乗っかり、会場を沸かせた。
最後に、黒木から社会で新しいスタートを切る人たちに向けてメッセージが。「私も新しいところに行くのは苦手なのですが、新しい場所は自分自身も新しくなれるし、出会いもあると思います。大変なこともあるでしょうけど、その中で楽しさを見つけられるようお祈りしています。心ちゃんみたいに頑張ってほしいです」と話す。またドラマについて「マンガ編集部が舞台になっていますが、ありとあらゆる職場に共通するテーマが描かれていると思います。みなさんが仕事に行くときに『よし、頑張ろう』と思えるドラマにしていきたいと思うのでよろしくお願いします」と意気込みのコメントを残し、締めくくった。
ドラマ「重版出来!」は、4月12日22時よりTBS系にてスタート。毎週火曜にオンエアされる。
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