2014年に放送されたドラマ版を経て本日を迎え、主演の小栗は「ホッとしました。サブローの長い旅が終わったなという感じです」と晴れやかな顔で挨拶。高嶋は「ドラマのときはフジテレビのスタジオや北関東あたりで撮っていたんですけど、映画は時代劇の聖地・京都に乗り込んでのロケ。非常に楽しかったです」と笑顔を見せる。しかし「実はさっき財布を忘れたことに気づいて非常に動揺しています。誰かお金を貸してください」と告白し、観客を笑わせた。
向井は大軍勢による合戦シーンは、キャストがスタントなしで挑んだことに触れ「なかなか経験できないことをしました。それに、経験したくなかったことも」と、実際に落馬したカットが本編で使用されていることを明かす。小栗と初共演だったという柴咲は「(小栗が)サブローのときは、私も撮影の合間とかでもリラックスしてお話できるんですけど、(明智)光秀のときはしゃべれなかったですね。全然纏う空気というかオーラが違うので」と、2役を演じた小栗とのエピソードを語った。
続いて話題は、原作やドラマでは描かれていない「本能寺の変」のシーンへ。燃え盛る炎の中で信長と明智光秀の2役を演じた小栗は、「煙が充満していて、なかなか大変でしたね」と述べる。また小栗が「僕はかがんでいる状態だったから、(秀吉役の)孝之くんのほうが煙に巻かれていたと思う」と気遣うと、山田は「背が低いから大丈夫」と予想外の返答で笑いを誘う。キャスト陣が撮影時の苦労を語る中、山田は「秀吉は比較的楽だったんですよ。偉いんでね。みんなが戦っているときも、高いところから『エーイ』って言っていただけ」と独特の言い回しで撮影当時を振り返った。
前田利家役の藤ヶ谷は、乗馬をはじめ、所作、殺陣などを小栗に教えてもらったと話す。「(小栗は)すごくカッコよくて優しいですよ。2人きりのとき、めっちゃ優しいんです」と褒めながらも、「けど、皆さんがいるとちょっと冷たくしてくる感じがあって。ドラマの撮影の途中に気づいたんですけど、『そっか、小栗旬さんってそういう人なんだ』って思ったんです」と小栗の“ツンデレ”な一面を明かした。最後に公開を記念して大きな酒樽が舞台に上がり、登壇者と観客による「よいしょー!」の掛け声とともに鏡開き。「乾杯!」の祝杯を上げ、イベントは幕を閉じた。
「信長協奏曲」はゲッサン(小学館)にて連載中の歴史マンガ。現代の高校生・サブローが戦国時代へとタイムスリップしてしまい、ひょんなことから織田信長の身代わりとして生きる様子が描かれている。映画は本日1月23日より全国ロードショー。単行本は最新13巻まで発売中だ。
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『信長協奏曲』初日についての記事です\(^_^)(^_^)/