第27回東京国際映画祭にて、特別招待作品に選出された「アップルシード アルファ」。会場では字幕版がプレミア上映された後、荒牧伸志監督をはじめ、映画のメインテーマ「Depth」を手がけた中田ヤスタカ(CAPSULE)や、デュナン役の小松由佳、ブリアレオス役の諏訪部順一、アイリス役の悠木碧、オルソン役の高橋広樹ら日本版のキャスト陣が登壇した。またデュナンの衣装を着用したモデルのゆらやブリアレオスも登場し、会場を盛り上げる。
荒牧監督は今回の映画について「『アップルシード』の一番大事な要素であるデュナンとブリアレオスのストーリーにフォーカスした」と語る。そして「彼らを一番フォーカスできるシチュエーションは、戦争が終わった後の廃墟の中。廃墟の手触り感、質感をできるだけリアルに描くことが彼らの心情を伝えること」だと、このようなビジュアルに至った経緯を明らかにした。
「こういうメカいっぱい出てくる映画、大好物なんでうれしいです」と語る中田ヤスタカは「(映画には)単純に欲しいものがいっぱい出てくる。いつになったら電気屋で発売してくれるのか」と冗談を言い、会場の笑いを誘う場面も見られた。また映像について「重さが伝わってくるくらい(に感じた)」と感想を述べ、音楽については「すごいパワーで軽々しく動いているものに、どういうものが合うか」を考えながら制作したと裏話を披露した。
日本版「アップルシード アルファ」は士郎正宗の監修のもと、夏にアメリカ、ヨーロッパ地域にて発表された英語版より脚本やセリフを見直し制作。公開日はこのほど、2015年1月17日に決定した。またBlu-ray&DVDは早くも2月18日にリリースされる。1月17日からは、公開劇場にてBlu-ray劇場限定版も販売される予定だ。
関連記事
士郎正宗のほかの記事
関連商品
リンク
- アップルシード アルファ
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
CGニュースサイト CGトラッキング @taketyuCG
「アップルシード アルファ」日本版は1月公開
http://t.co/M8jU4ayE4H