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東日本大震災を描き残す「ストーリー311」続編の刊行決定

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マンガ家有志が東日本大震災の被災地を取材し、現地で生まれたさまざまなエピソードをマンガにするプロジェクト「ストーリー311」。今年3月11日に講談社より単行本として発売されていたが、その続編「ストーリー311 ―あれから3年」が、2014年3月11日にKADOKAWAより刊行される。

単行本の刊行後、読者や東北各地からの「取り組みを継続してほしい」という要望が続々と寄せられていたこのプロジェクト。第2弾制作のために協賛企業の募集やクラウドファンディングによる資金募集が行われ、無事刊行される運びとなった。参加作家はひうらさとる青木俊直うめおおや和美岡本慶子さちみりほ新條まゆななじ眺二ノ宮知子葉月京松田奈緒子。11名の作家が、現地の様子やそこで生まれたストーリーを取材を重ねて描いていく。

また第1弾の単行本「ストーリー311」をベースにしたノベライズ「あの日起きたこと 東日本大震災 ストーリー311」が、KADOKAWAの児童文学レーベル・つばさ文庫から刊行されることも決定した。こちらは2014年2月15日に発売される予定だ。いずれも印税・著作権料全額と収益の一部は東北の被災地復興のために寄付される。

ひうらさとるコメント

ひうらさとるです。今回は”漫画で描く東日本大震災 "ストーリー311" の第2巻をつくりたい!”というクラウドファンディングを開催し、みなさんの大きな支援・応援によって第2弾の制作に漕ぎつけることができ、このたび、KADOKAWAさんが出版を担当してくださることになりました。 私もこうやって名ばかりの発起人をやらせてもらっていますが、元は「なにか東北のためにしたいけど、なにをしていいかわからない」まま仕事に追われているだけの人間でした。今、このプロジェクトの事務局をやってくれている友達たちに「漫画で描いてくれないかな?」と提案してもらったのがこのプロジェクトの始まりです。第2弾の制作が決まってから、漫画家たちが続々東北に取材に行っています。東北でがんばってらっしゃる魅力的な方々に出会い、お話を聞いて、第2弾も良い本に仕上げねば!と士気も高まっているところです。来年3月11日に出ましたら、一人でも多くの方に読んで頂けて、またなにかどこかの”始まり”になってもらえればいいなと願っております。これからもどうぞよろしくお願いします!

二ノ宮知子コメント

クラウドファンディングでご支援をくださったみなさま、ありがとうございます!震災からもうすぐ三年。このお話をいただいた時に、いつかなにかできることがあったら…と思っていたことを、形にする時が来たのだなと思い、参加することを決めました。正直、本当に誰かの役に立てるのかはわかりませんが、私自身もう一度あの震災について考え、被災した人たちから学ばなければいけないことがたくさんある、という気持ちでいます。そして漫画家としてそれを表現して、みなさまにちゃんとお伝えすることができるよう頑張りますのでよろしくお願いします!

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