NICO新曲披露ツアー開幕!笑顔にあふれた初日郡山公演

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NICO Touches the Wallsのライブハウスツアー「NICO Touches the Walls TOUR2010 ミチナキミチ」がスタートした。

7月28日にリリースされるシングルには、ツアーで披露する新曲が収められる。収録楽曲は現時点では未定で、オーディエンスの反応で決定するとのこと。ツアーの特設ページではライブや楽曲の感想を受け付けているので、参加したファンは積極的に書き込もう。

7月28日にリリースされるシングルには、ツアーで披露する新曲が収められる。収録楽曲は現時点では未定で、オーディエンスの反応で決定するとのこと。ツアーの特設ページではライブや楽曲の感想を受け付けているので、参加したファンは積極的に書き込もう。

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MCでは福島ネタを盛り込みつつトークを行ったメンバー4人。中でも2006年に「トロロロックフェスティバル」に出演したときに古村大介が裸足でステージに立ち、足をヤケドしたエピソードに笑いが沸いていた。

MCでは福島ネタを盛り込みつつトークを行ったメンバー4人。中でも2006年に「トロロロックフェスティバル」に出演したときに古村大介が裸足でステージに立ち、足をヤケドしたエピソードに笑いが沸いていた。

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今回ナタリーでは7公演におよぶツアーに密着し、ライブの様子やメンバーのコメントを随時紹介。第1回目は5月16日に行われた初日・郡山公演の模様をお届けする。

■NICO Touches the Walls「NICO Touches the Walls TOUR2010 ミチナキミチ」レポート第1回

NICO Touches the Wallsにとってこの日は、3月の日本武道館公演以来2カ月ぶりのライブ。加えて新曲が披露されるとあって、開演前の会場は興奮と期待感で満たされていた。

初日の会場に選ばれた郡山CLUB#9は、福島の老舗ライブハウスとして親しまれているハコ。当然のことながらフロアは満員。暗転した瞬間に大きな歓声があがり、大勢のオーディエンスが前に押し寄せる中でライブの幕が開く。ステージに立った4人は笑顔を浮かべ、熱い歓迎に喜びを隠しきれない様子を見せた。

今回のツアーのセットリストは、初めてNICOのライブを観るオーディエンスのことを意識して、新旧の楽曲を網羅した集大成的な内容。最近は披露されていない懐かしい楽曲も含まれており、イントロが鳴った瞬間にどよめきが起きるナンバーも。またライブの定番曲も随所でアレンジが変えられているなど、バンドのポテンシャルの高さを感じさせる場面がいくつもあった。これからツアーに参加するファンは、初披露される新曲とあわせて楽しみにしていてほしい。

この日演奏された新曲は「SURVIVE」「サドンデスゲーム」「ダイバー」の3曲。ライブ中盤を彩った「SURVIVE」は、GSバンドをほうふつとさせるユニークな楽曲。対馬祥太郎(Dr)のカウントから始まり、坂倉心悟(B)の奏でる低いベースラインが独特のグルーヴを生む序盤、古村大介(G)のスライドギターが光る間奏など聴きどころ満載のナンバーだ。最初はじっとステージを見入っているオーディエンスが多かったが、次第に体を動かし始め、思い思いの形で新曲を受けとめる姿が目につく。ちなみに光村龍哉(Vo,G)は歌い終えた後、「結構変な曲だよね」と笑いながら語っていた。

終盤で演奏された2曲目の新曲「サドンデスゲーム」は、「武家諸法度」「そのTAXI,160km/h」などの路線を踏襲する重厚かつ攻撃的なナンバー。曲の出だしはゆったりとしているが、中盤以降の光村のシャウトやギターソロ、4人の音がぶつかり合うサビなど起伏のある展開がスリリングだ。演奏終了後は一際大きな歓声があがり、ライブの定番になることを予感させた。

そして3曲目の新曲「ダイバー」はアンコールで披露。こちらはNICOの持つスケール感やダイナミックな側面が存分に感じられる1曲。光村の伸びやかな歌声や、みずみずしい音像が会場を包み込み、オーディエンスはうっとりとした表情を浮かべ楽曲の世界観を楽しんでいた。

終盤のMCで光村は「また郡山に帰ってきたいな、と今日のライブをやって思いました」とコメント。ほかのメンバーも、新曲に対するオーディエンスの率直な反応や歓迎ぶりに手応えを感じていた様子で、アンコール終了後の4人の破顔がツアー初日の成功を物語っていた。

■ライブ終演後コメント

――初日を終えてみていかがですか?

古村大介:ひさしぶりのライブですごく楽しかったですね。中盤と後半で前に行きすぎて死にそうになりましたけど(笑)。でもそれも今回はアリだなと思ってます。

坂倉心悟:(ライブが2カ月ぶりだったので)不安もあったんですけどステージに立ってみたらいらない心配でした。今日は特に来てくれた人の懐に飛び込んでいった感じで、お客さんと一緒にライブを作る感覚を楽しめました。

対馬祥太郎:郡山のライブは盛り上がりにくいとある人から聞いてたんですけど、お客さんもすごく盛り上がってたしそのジンクスを覆せたかなと。ただ自分の中でドラムソロのパートが30点くらいだったんで、この後のライブでがんばります!

光村龍哉:今回のツアーはやりたい曲をやりたいようにやるっていうことが目的で、初日から気持ちいいと思える瞬間がかなりありました。手応えも感じたし、この感覚を後のライブにもつなげていきたいと思ってます。

――ツアー中の目標はなんですか?

古村大介:最初から最後まで気持ちよくライブをすることですね。

坂倉心悟:音楽的にもバンドとしても変化したいなと。それまで見えてこなかったことが、ツアーをすると見えてくることがあるんで、今回はより意識的に変化していきたいです。

対馬祥太郎:曲をお客さんにちゃんと届けて、音楽の楽しさをステージで表現したいと思ってます。

光村龍哉:初めて行くところにまた帰って来られるように、キチンと種を蒔いていくことが目標ですね。一言で言うと花咲かじいさんみたいな感じ(笑)。

※密着レポート第2回は5月20日掲載予定。

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音楽ナタリー @natalie_mu

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