odolとPELICAN FANCLUB、10人編成やコラボ披露した「凄い日」

odolとPELICAN FANCLUBによる共同企画「凄い日」が3月3日に東京・新代田FEVERにて開催された。

このイベントは互いにシンパシーを感じていた2組がかねてより構想していた企画。ステージには10人全員の楽器があらかじめセッティングされており、2組のセッションで各アクトの転換時間をつなぎ1本のライブを構成する形で行われた。

開演時刻になると、odolとPELICAN FANCLUBのメンバー総勢10名がステージイン。彼らはPELICAN FANCLUB「記憶について」でライブをスタートさせた。続いて10人で披露されたのはodol「飾りすぎていた」。ミゾベリョウ（Vo, G / odol）とエンドウアンリ（Vo, G / PELICAN FANCLUB）はハンドマイクでまっすぐな歌声を届け、演奏陣は轟音で観客を圧倒した。

PELICAN FANCLUBが退場する間もodolはそのまま演奏を続け、そのまま「あの頃」へとつないでいく。エンドウをゲストボーカルに迎えた「退屈」、大胆にodol流のアレンジを施したPELICAN FANCLUB「Capsule Hotel」カバーなど、この日限りのパフォーマンスでフロアを沸かせる。普段はあまり演奏することのない「愛している」を経て、ミゾベは「生活」を情感たっぷりに歌い上げ、ステージを下りた。

ミゾベ以外のodolメンバーとPELICAN FANCLUBによるセッションを経て、PELICAN FANCLUBのステージがスタート。彼らは新曲を多数演奏したほか、ミゾベと森山公稀（Piano, Synthesizer / odol）を迎え、エレピサウンドが際立つアレンジで「M.U.T.E」と「1992」をプレイした。odol「綺麗な人」をビートの効いたアレンジで届けたあと、カミヤマリョウタツ（B）はodolは名曲ぞろいでどの曲をカバーするか悩んだことを明かし、「そんな素敵なバンドodolと普通じゃないツーマンができてうれしい」と笑顔を見せた。ライブのラスト2曲は再び10人編成でパフォーマンス。PELICAN FANCLUB「Dali」とodol「夜を抜ければ」を披露して「凄い日」を締めくくった。

この日odolは7月8日に東京・青山 月見ル君想フにて自主企画「gpdd」を行うことを発表。PELICAN FANCLUBは5月10日に1stフルアルバム「Home Electronics」をリリースし、6月より全国ツアー「PELICAN FANCLUB TOUR 2017 "Electronic Store"」を実施することをアナウンスした。