音楽ナタリー

いきもの、エレカシ、PUFFY、レキシ、星野源、V6が豪華競演のドリフェス2日目

1372

いきものがかり (c)テレビ朝日 ドリームフェスティバル 2016

いきものがかり (c)テレビ朝日 ドリームフェスティバル 2016

10月22日から24日に東京・国立代々木競技場第一体育館にて、テレビ朝日主催のライブイベント「テレビ朝日ドリームフェスティバル2016」が開催された。この記事ではV6星野源レキシPUFFYエレファントカシマシいきものがかりが登場した2日目公演の様子をレポートする。

テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー、森川夕貴アナウンサー、マスコットキャラクターのゴーちゃん。、モッフン、ヒメちゃんが場内の熱気を高めたあと、トップバッターを務めたのはV6。グループが過去に出演した「ミュージックステーション」の映像が流れた後、6人がステージに登場すると会場からは割れんばかりの大歓声が上がる。彼らはスモークに包まれる中「MUSIC FOR THE PEOPLE」でキレのある動きを見せ、「TAKE ME HIGHER」では炎が吹き出すステージで軽やかにパフォーマンス。「fAKE」ではステージに設置されたLEDディスプレイの映像とマッチしたクールなダンスで観客を圧倒した。“フェス”という名称の付いたイベントに今回初出場となった彼らは「ドリフェス」の盛り上がりに対して楽しそうな様子を見せ、またMCで井ノ原快彦も観客に向けて「ジャニーズ初めての人、楽しんでますか?」と投げかけていた。ライブが終盤に差し掛かると、彼らは「一緒に歌って踊ろうぜ!」と「Darling」を披露しながら、1人ひとりゴンドラに乗って客席を回る。そのまま「CHANGE THE WORLD」「愛なんだ」を続けてフロアの温度をぐんぐんと上げた後、ラストナンバー「WAになっておどろう」でステージへと戻ると、オーディエンスと共に左右に手を振りながら同曲を歌唱。場内に一体感を作り上げ、トップバッターの役目を終えた。

2番手の星野源は赤いママチャリに乗って登場。花道の先のドアを開け、テーブルや椅子、テレビなどが配置された六角形のステージにやってきた星野は「今日は仕事帰りのサラリーマンという体でお送りしたいと思います」と椅子に座る。「ここはゆっくり休憩しましょう」と観客を着席させると、アコースティックギターを爪弾き、「くせのうた」を歌い始めた。彼はまるで小部屋のようなステージでライブをすることについて「家でひとりぼっちで曲を作っていたときみたい。こういうのもいいですね」と笑い、軽快なストロークに乗せて「化物」と「地獄でなぜ悪い」を披露。MCでは以前喫茶店で声をかけてきたV6の三宅健とのエピソードに触れ、約1年ぶりの再会を喜んだ。その後星野は「テレビ朝日のイベントで言うのも申し訳ないのですが……」と恐縮しながら、TBSで放送中の主演を務めるドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を宣伝。そして同ドラマの主題歌「恋」を初めての弾き語りバージョンで届けた。ラストの「SUN」まで歌い終えた星野は再び自転車にまたがり、手を振りながらステージ袖へと捌けていった。

せかせかとステージに登場したレキシこと池田貴史は「はい、もう時間ですよ! お前ら遅いよ!」とバンドメンバーを催促して演奏を始める。彼は場内の盛り上がりに対して「なんやお前ら、俺を甘やかしてどうするつもりや!」とうれしそうな様子。1曲目に「きらきら武士」を披露しさらに観客を盛り上げた。彼は「ドリフェス」出演について「なんで俺なの? 俺以外みんな『Mステ』に出てる人たちなのに俺だけ出てないよ?」と笑う。観客が稲穂やペンライトを揺らした「狩りから稲作へ」の曲中には、池田のリクエストによりバンドメンバーが「Mステ」のテーマを演奏するシーンも。「ちょっと『Mステ』に近づいたね!」と喜んだ彼は、その後もいきものがかり、V6、星野源の楽曲を替え歌で歌うなど自由奔放にパフォーマンスし、オーディエンスを沸かせた。「KMTR645」でライブを締めくくった池田は、頭上に稲穂を掲げたあと、深く礼をして稲穂を床に置きステージを去った。

PUFFYは陽気なロックンロールナンバー「サーキットの娘」でライブをスタート。続く「海へと」ではキーボーディストの渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)が華麗にギターを弾きながら花道へ駆け出し、それに続いてPUFFYも走っていく。パワフルなギターサウンドに乗せて熱唱した2人は初の「ドリフェス」出演を喜び、いつもの調子で毒づいたトークを繰り広げる。そしてカラフルな照明や映像が華やかに彩った「パフィピポ山」、カラオケ風の映像を流しながらの「渚にまつわるエトセトラ」など、さまざまな演出で観客を盛り上げていった。エモーショナルなロックチューン「誰かが」を爽快に歌い上げたPUFFYは最後に「アジアの純真」を歌唱。代表曲のオンパレードにオーディエンスは終始ペンライトを振りながら熱狂していた。

エレファントカシマシは「俺たちの明日」でライブを開始。宮本浩次(Vo, G)は「エブリバディ、ようこそ!」と観客を歓迎し、ハンドマイクでステージの端まで移動し観客に語りかけるように歌唱する。宮本が「もう50歳だけど、いくぜ! 生きていくぜ! そういう歌です」と説明した新曲「i am hungry」では、冨永義之(Dr)のパワフルなドラミングが響く。「ガストロンジャー」では赤い光がステージを照らす中、歪んだギターサウンドと宮本のシャウトが炸裂。彼らのアグレッシブな演奏に観客の目は釘付けとなった。ラストナンバーを残し、宮本は「ありがとう! いいノリしてるぜ!」と観客に投げキッスし、「30年近くやってるけど、ここ(代々木第一体育館)でやるのは初めてでした。また機会があったら会おうぜ!」と呼びかけた。ラストナンバー「今宵の月のように」で力強くエモーショナルなアンサンブルで場内を包み込んだあと、メンバーはステージ前方で肩を組み、お辞儀をしてからステージを降りた。

この日トリを務めたのは今年デビュー10周年を迎えたいきものがかり。3人はデビュー曲「SAKURA」のアコースティックバージョンでライブをスタートさせ、ドラマチックに展開するバラード「ありがとう」へとつないでいく。水野良樹(G)は、レキシの池田が「ありがとう」の替え歌を歌ったことについて「(『ありがとう』が)『稲穂だよー』って聞こえた人もいたかもしれません」と言い、オーディエンスを笑わせた。最新シングルより「ラストシーン」を披露したあとは、山下穂尊(G, Harmonica)による哀愁ただようブルースハープの音色が響く「ブルーバード」や吉岡聖恵(Vo)が自由奔放にステージを走り回りながら歌った「Sweet! Sweet! Music!」などアップチューンが続く。吉岡は「(『ドリフェス』は)皆さんにとってもドリームだと思うんですけど、私たちにとってもドリームだったんです。だから呼んでもらえて本当にうれしい!」と満面の笑みを浮かべ、「風が吹いている」を熱唱してステージを締めくくった。アンコールでは「じょいふる」と「コイスルオトメ」の2曲が披露され、いきものがかりと観客による大ジャンプによって「ドリフェス」2日目の幕が下ろされた。

なお、この3日間の模様は2017年1月にテレ朝チャンネルにて5時間にわたり放送される。詳しい放送日時は後日発表予定。

テレビ朝日ドリームフェスティバル2016
2016年10月23日 国立代々木競技場第一体育館 セットリスト

V6

01. MUSIC FOR THE PEOPLE
02. TAKE ME HIGHER
03. Believe Your Smile
04. HONEY BEAT
05. fAKE
06. will
07. SP<エスピー>"Break The Wall"
08. Beautiful World
09. over
10. Wait for You
11. Darling
12. CHANGE THE WORLD
13. 愛なんだ
14. WAになっておどろう

星野源

01. くせのうた
02. 化物
03. 地獄でなぜ悪い
04. くだらないの中に
05. 恋
06. SUN

レキシ

01. きらきら武士
02. SHIKIBU
03. 狩りから稲作へ
04. KMTR645

PUFFY

01. サーキットの娘
02. 海へと
03. パフィピポ山
04. これが私の生きる道
05. 愛のしるし
06. 渚にまつわるエトセトラ
07. 誰かが
08. アジアの純真

エレファントカシマシ

01. 俺たちの明日
02. 悲しみの果て
03. i am hungry
04. 風に吹かれて
05. RAINBOW
06. 夢を追う旅人
07. ガストロンジャー
08. 今宵の月のように

いきものがかり

01. SAKURA -Acoustic ver.-
02. ありがとう
03. ラストシーン
04. ブルーバード
05. Sweet! Sweet! Music!
06. 気まぐれロマンティック
07. 笑ってたいんだ
08. 風が吹いている
<アンコール>
09. じょいふる
10. コイスルオトメ

音楽ナタリーをフォロー