ソナポケたまアリ公演でトレエン斎藤が熱唱「やっと自分のいるべき場所を見つけた」

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ソナーポケットのアリーナ&ホールツアー「ソナポケイズム JAPAN TOUR ~7th Anniversary Special~」のツアーファイナルが、昨日5月21日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで行われた。このツアーは彼らのデビュー7周年を記念して行われたもので、会場には約1万2000人のファンが集まった。

ソナーポケットとトークをする斎藤司(中央)。

ソナーポケットとトークをする斎藤司(中央)。

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左からko-dai、matty。

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開演時間になるとステージ上のLEDモニターに、古いテレビゲームのような映像とともに「何者かに連れ去られた姫を救い、世界に平和を取り戻すため、3人の勇者が立ち上がる」という内容のメッセージが流れ、「PLAYER:SONASAPO」というプレイヤーの名前入力画面が映るのとともにライブがスタート。ステージに火柱が吹き上がる中でmatty(DJ)がギターソロを弾き、ハードなチューン「SPECIAL DAYS」が披露された。2曲目の「HERO」ではステージのビジュアルが一転してサイバーな雰囲気になり、メンバー3人の衣装が発光。その後も彼らは曲ごとに、パズルゲーム風、音ゲー風、アクションゲーム風などドット絵で描かれた映像演出の中でパフォーマンスを行った。

「WAKUWAKU」では巨大なビリヤードボール風船が客席に放たれ、オーディエンスがそれに気を取られているうちに3人のメンバーはスタンド席に登場。観客は自分たちのそばに突然メンバーが現れたのに気付くと一気に興奮状態になった。「Dream Island」ではメンバーが二手に分かれてフロートに乗り込み、カラーボールを客席に投げ込みながらアリーナの外周を移動。さらに人気曲「Promise」「ラブレター。~いつだって逢いたくて~」「365日のラブストーリー。」をEDM調にリミックスしたメドレーで会場をさらにヒートアップさせた。終盤の「ソナポケ☆DISCO」では曲の途中で、mattyが12人のダンサーと椅子取りゲームで対決するコーナーが実施され、mattyは見事優勝。同曲のラストでソナポケのマスコットキャラクター・ソナポケマンがラスボスを倒して姫を救出し、ライブを通して行われた“ゲーム”は終了した。

eyeron

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その後メンバー3人は集まった観客に今の自分の気持ちを語り始めた。mattyは「今日みんなとわかちあった笑顔の力を、ライブを通して未来につなげていきたいと思います」とコメント。eyeron(Vo)はマイクを使わずに叫びながら「7周年を振り返ると常に走り続けていたからあっという間でした。真剣になればなるほど素直に楽しめなかったこともありました。大勢の人に出会えば出会うほど抱えきれない思いを背負いました。ライブをするのが怖かったこともありました。でもそのときに力をくれたのはみんなでした」とファンに感謝し、「本当に1曲で、1回のライブでみんなの人生を変えたい、それくらいの思いで一生懸命やってます。音楽やるまでどうしようもなかった人間が、こんなに自分らしくステージで話すことができるのは、みんなが成長させてくれたからだと思います」「これからまた離れてしまう人もいるかもしれないけど、どこにいたってみんなの背中を押す存在として突っ走っていくので、つらいときや苦しいときはまたソナポケライブに帰ってきてください」と思いを伝え、観客からは惜しみない拍手が送られた。

ko-dai(Vo)は「生まれた頃から常に一番を求められ、テストも100点じゃなきゃ殴られたし、かけっこで2等になろうもんならその日1日中走らされるという教育を受けてました。だからずっと人の目を気にして生きてました。でもソナーポケットをやってからありのままの自分でいられるって感じるようになりました。友達や仲間に心を許すようになったのはここ数年です。自分のあるべき姿を気付かせてくれたのはファンのみんなです」と告白。「嫌なことはあったけど過去は変えられない。10年前の自分に戻ってやり直すことはできないけど、僕らもここにいるみんなも10年後の未来をやり直すことができるんです。俺、東京ドームでライブやるって言ったのに、まだ立ててないのが正直めちゃくちゃ悔しくてさ。絶対立つからちょっと待ってて。みんなを東京ドームの景色に連れて行くから。待たせてごめん」と涙を浮かべながら誓った。そして最後に彼らはスタッフロールを背にして「守りたいよ。」を熱唱した。

熱唱する斎藤司。

熱唱する斎藤司。[拡大]

アンコールで彼らが、5月18日に発売された最新シングル「ONE-SIDED LOVE」を歌っていると、同曲のミュージックビデオに出演しているトレンディエンジェルの斎藤司が曲の終盤で突如ステージに登場。MVで装着している特注のカツラをかぶって美声で「ONE-SIDED LOVE」を歌いあげ、その驚きの出来事に会場中から割れんばかりの歓声が沸き上がった。歌い終わってカツラを脱いだ斎藤は1万2000人の観客を前に「やっと自分のいるべき場所を見つけました」「芸人は副業でやらせてもらってます」と感想を語った。そしてアンコールのラストに「ソナサポに贈る歌~SSCのテーマ~」が披露されるとオーディエンスの盛り上がりはピークに達し、会場が興奮で満たされた中ツアーファイナルは終幕した。

なお終演後には、ソナポケの3人とトレンディエンジェル斎藤、そして「ONE-SIDED LOVE」のMVで斎藤と共演したモデルの田中里奈による囲み取材も行われた。ライブの感想を聞かれるとmattyは「7年かけてやってきたことを1日でぶつけられたライブになった」、eyeronは「ツアーファイナルのクライマックスに、まさかの斎藤さん登場。最高のフィナーレを迎えることができました」、ko-daiは「斎藤さん登場で僕らよりも歓声が上がるという予期せぬ事態が起きて、どうしようと思った」とコメント。斎藤は「両耳にイヤモニをしていてあんまり声が聞こえなかったから、むしろ『しーん』としているように見えてビビっちゃって」と当時の状況を明かした。

左からmatty、eyeron、ko-dai、斎藤司、田中里奈

左からmatty、eyeron、ko-dai、斎藤司、田中里奈[拡大]

「この勢いに乗ってCDデビューなんてどうですか?」という質問を受けた斎藤は「正直、目論んでいます。その際は逆にソナポケさんにハゲヅラをかぶせてMVに出てもらいたいです」と語り、これにソナポケの面々は「オファーいただけたらぜひ」「ちゃんとお返しをしたです」と反応。また斎藤の歌の実力について尋ねられると、eyeronは「抜けがすごい」と答え、ko-daiは「CDを聴いているかのようなピッチの正確さ。CDデビューするならぜひ曲を書かせていただきたいですね」と歌声を絶賛した。

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「ソナポケイズム JAPAN TOUR ~7th Anniversary Special~」
2016年5月21日 埼玉県 さいたまスーパーアリーナ セットリスト

01. SPECIAL DAYS
02. HERO
03. GIRIGIRI
04. あなたのうた・月火水木金土日。~君に贈る歌~
05. キミ記念日~生まれて来てくれてアリガトウ。~
06. WAKUWAKU
07. 失恋 ~君は今、幸せですか?~・好きだよ。~100回の後悔~
08. Good bye 大切な人。
09. 願い星
10. ベストフレンド
11. Dream Island
12. Promise ~365日のラブレター。~(EDMメドレー)
13. 走れ!
14. ホイッスル!!!
15. ソナポケ☆DISCO
16. 守りたいよ。
<アンコール>
17. 愛をこめて贈る歌
18. ONE-SIDED LOVE
19. ソナサポに贈る歌~SSCのテーマ~

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撮影:M.キセキ

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