昼公演「ザ・対バン」はその名の通り、東京女子流が1組のゲストを迎えて行う対バン形式。SuGを迎えた1月の「ザ・対バン Vol.1」に続き、今回は東京・羽村市出身の5人組パーティロックバンド、
先攻を務めたLIFriendsは、ラジオ体操や女子流のナンバー「ヒマワリと星屑」をマッシュアップした軽快なダンスビートに乗せて「リフレンジャー(LIFriendsファンの総称)の皆さん、アスタライト(東京女子流ファンの総称)の皆さん、盛り上がっていきましょう! よろしくお願いしまーす!!」と豪快に煽り立てる。そのまま「サマラブイリュージョン2013」「ラブミーベイベー」「サマーガール」と3曲を畳み掛け、双方のファンが入り交じるフロアに一体感を作り上げた。男性の比率が高いアスタライトからも熱狂的な声援を受け、SHUNKUN(Vo)は「(声援が)ドスが効いててローがすごい!」と大興奮。MCも大盛り上がりで、SHUNKUNとFUNKY(B)の掛け合いではなぜかダチョウ倶楽部のお家芸、口論しながらのキスも飛び出した。
そしてSHUNKUNが「東京女子流さんとやらせていただくからにはおんなじ気持ちでこのステージに立って、真摯に音楽を届けたいと思います! おんなじ気持ちで……“おんなじキモチ”で!!」と叫ぶと、5人は女子流のナンバー「おんなじキモチ」をカバー。密かに練習していた振付も決め、間奏ではSHUNKUNがキレのあるダンスを披露して場内を沸かせた。すると「ちょっと何やってるんですか!」とステージ袖から出番を控えた女子流メンバーが乱入。コントのようなやりとりを経て、2組はLIFriendsのパーティチューン「アゲアゲええじゃないか!!!」でコラボレーションした。女子流メンバーを送り出すと、SHUNKUNは「去年の2月8日は渋谷公会堂でのワンマンが大雪で中止になっちゃって。悔しい思いもたくさんしました。でも1年たったこの大切な日、赤坂BLITZでライブができることをうれしく思います。女子流の皆さんは昨日遅くまで『アゲアゲええじゃないか!!!』を練習してくださっていました。その熱い思いをこのステージで返して、ステージをあったかくしておくことが俺たちの恩返し、それが対バンだと思っています。同じアーティストとして誇りを持って、この場所で自分たちの信じてる音楽を歌いたいと思います!」とメッセージを伝え、「最高の仲間である東京女子流のみんなに、俺たちの大切な歌を届けます!」とラストナンバーの「仲間」を熱唱した。
熱気冷めやらぬステージに登場した後攻の女子流は、「Liar」「ディスコード」といったハードなダンスナンバーからバラードソング「Say long goodbye」まで合計8曲をパフォーマンス。MCではLIFriendsがオープニングで見せた「ヒマワリと星屑」のダンスをメンバーが直々に指導したことを明かし、小西彩乃は「私はドラムのHAYATOさんを担当したんですけど、HAYATOさんは徹夜で練習してくださったらしくて。でも本番はちょっと違うところがあって……」と裏話に加えて軽くダメ出し。2組は短い時間ですっかり意気投合した様子で、リーダー庄司芽生は「LIFriendsさんは初めて会ったときから優しいオーラがあふれてて、女子流もずっとこの日を楽しみにしてました」と共演の喜びを語った。そして今度は女子流がLIFriendsを呼び込み、女子流メンバーが大のお気に入りだというLIFriendsのナンバー「ラブミーベイベー」を10人で披露。最後は観客とともに10回ジャンプを繰り返し、にぎやかにステージを締めくくった。
続く夜公演「ザ・単ドク」は、前回のVol.1に引き続き約1時間のノンストップ構成。今回は“恋愛”をテーマに、片思いを歌った「LolitA☆Strawberry in summer」「運命」「僕の手紙」「My Will」、活動初期によくカバーしていたSPEEDとMAXの楽曲、さらに“恋愛三部作”として発表された「Partition Love」「Killing Me Softly」「十字架」と、合計12曲が連続で歌われた。すべてのパフォーマンスを終えたところで、5人は“恋愛三部作”のくくりが2014年2月発表のシングル「Partition Love」以降あいまいになっていたこともあり、ここで改めて解説。「十字架」はホラー映画「学校の怪談 -呪いの言霊-」の主題歌だったため一見恋愛ソングとしてのイメージは薄いが、教師との恋愛を描いた「Partition Love」でいけない恋をした主人公が十字架を背負って恋の終わりを告げる内容であることを初めて説明した。次回Vol.3ではまた別のテーマでノンストップライブに挑戦するとのことなので、ファンは楽しみにしておこう。
東京女子流は3月11日に山邊未夢が初めて作詞に挑戦したニューシングル「Stay with me」と、結成からの5年間をまとめた初のベストアルバム「キラリ☆」をリリース。LIFriendsはその翌週、3月18日に1stフルアルバム「リフレンズ」を発表し、3月21日より全国ツアー「47都道府県全部いっちゃうぜTOUR 2015 ROAD to 武道館!!」をスタートさせる。
東京女子流 / LIFriends「ザ・対バン Vol.2」
2015年2月8日 赤坂BLITZ セットリスト
LIFriends
01. サマラブイリュージョン2013
02. ラブミーベイベー
03. サマーガール
04. おんなじキモチ
05. アゲアゲええじゃないか!!! with
06. 仲間
東京女子流
01. 鼓動の秘密
02. Liar
03. Say long goodbye
04. ディスコード
05. ふたりきり
06. 約束
07. Partition Love
08. ヒマワリと星屑
09. ラブミーベイベー with
東京女子流「ザ・単ドク Vol.2」
2015年2月8日 赤坂BLITZ セットリスト
01. LolitA☆Strawberry in summer
02. 運命
03. 僕の手紙
04. My Will
05. White Love
06. Ride on time
07. my graduation
08. 約束
09. Liar
10. Partition Love
11. Killing Me Softly
12. 十字架 ~映画「学校の怪談 -呪いの言霊-」 Ver.~
<アンコール>
13. キラリ☆
関連商品
東京女子流「Stay with me(Type-D)」
[CD] 2015年3月11日発売 / avex trax / AVC1-83188
リンク
- 東京女子流*(TOKYO GIRLS' STYLE)オフィシャルサイト
- LIFriends(リフレンズ) / IMPERIAL RECORDS
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Sharp @sharpc
女子流のアーティスト宣言に関する理解不足もあってか、記事から漂う「ニワカ」感が凄いけど、ライブの写真が多いのはありがたい。
:東京女子流×LIFriends“おんなじキモチ”でアゲアゲコラボ - 音楽ナタリー http://t.co/Y8SRvSZjae