JAPAN NIGHT初日、ウカスカジーら9組が国立ラストライブ

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昨日5月28日に東京・国立競技場で2日間開催のライブイベント「SAYONARA 国立競技場FINAL WEEK『JAPAN NIGHT』」の初日公演が開催された。この日は亀田誠治率いる“Yell for Japan”special bandとともにさまざまなアーティストたちが5万人の観客を前にパフォーマンスを行った。

「SAYONARA 国立競技場FINAL WEEK『JAPAN NIGHT』」5月28日公演の様子。

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スキマスイッチ

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ファンキー加藤

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ナオト・インティライミ

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岸谷香

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ゴスペラーズ

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ゆず

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斉藤和義

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桜井和寿(ウカスカジー)

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いきものがかり

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開演時間を迎え、MCのケン・マスイが「まもなく開幕、いやまもなく“キックオフ”です!」とイベントの開始を宣言。その後カウントダウンとともに聖火が点火された。そして拍手を送るオーディエンスの前に一番手のスキマスイッチが登場し、「全力少年」を披露。演奏スタートと同時に飛ばされた無数の赤い風船が青空に上っていく中で、大橋卓弥(Vo, G)はステージを右に左にダッシュしながら歌声を響かせた。

スキマスイッチの退場後に亀田は「アーティストの日本代表が集まってくれました! 今日は音楽で『ありがとう』と『さようなら』を言いましょう!」と挨拶。続けて「とても熱くて信用できる男です!」とファンキー加藤をステージに招いた。FUNKY MONKEY BABYSのナンバー「あとひとつ」を歌い終えた加藤は「僕は応援歌ばかり歌ってきたからエールを贈るのは得意なんですよ!」と発言し、続けて自身の楽曲「輝け」に。曲の開始にあわせて観客に事前配布されていたLEDスティックが一斉に光り始め、会場から驚きまじりの歓声が上がる。加藤はステージ下に降りてオーディエンスの目の前で観客を煽るなど、全力のパフォーマンスで客席の熱気を高めていった。

徐々に日が暮れ始めた時間帯で、青い照明を浴びながらナオト・インティライミが静かに登場。1曲目「Brave」でスムースな歌声を響かせた。MCで彼は観客として、シンガーとして、そしてサッカーのプレイヤーとしても国立競技場に登場した過去のエピソードをしみじみと語った。そしてこの日のステージでも歌えることを「光栄なことと思って噛み締めてます。国立という聖地はずっと憧れのままなんだと思う」と話し、憧れと感謝の気持ちを新曲「The World is Ours!」に託す。ダンサーを従えてこの曲を演奏した彼は、サンバのリズムの上に「おどるポンポコリン」や「アナと雪の女王」挿入歌のフレーズを織り交ぜたコールアンドレスポンスを観客と楽しんだ。

ナオトが作り上げた一体感を、続く岸谷香はさらにアッパーに仕立てる。玉田豊夢のパワフルなドラムストロークからスタートした楽曲はPRINCESS PRINCESSの「Diamonds」。幅広い年齢層が揃う5万人の観客は、お馴染みのナンバーをショートワンピース姿で勢いよく飛び跳ねながら歌う岸谷香のパフォーマンスに盛り上がりを見せた。

続くゴスペラーズは興奮した雰囲気を一転させる。登場するやいなや村上てつやは集まったファンやパブリックビューイングでこの公演を見守る東北の人々に即興で「ありがとーう」と感謝の気持ちを歌う。そして「そんなあなーたにー」と続けて歌う彼の声は代表曲「ひとり」へ。ステージ上の最小限のライトと風に揺れる聖火の炎だけを“照明演出”に用いて、メンバーの5人はアカペラで客席にしっとりと歌声を響かせた。そしてこの場所で行われたサッカー日本代表戦にて「君が代」を歌唱したこともある彼らは、会場に「この言葉を捧げたいと思います」と話し、「永遠に」をパフォーマンスした。

次のアーティストはゆず。彼らは金原千恵子ストリングスによるストリングスが荘厳な雰囲気を醸す「栄光の架橋」と軽快な「夏色」を披露してオーディエンスの大合唱を誘った。「夏色」では彼らのライブでは定番となっている「1、2、3、ヘイ!」のシメを「国立!」に変え、その瞬間に打ち上がった花火をオーディエンスと楽しんだ。そしてゆずの爽やかなサウンドに続いて聴こえてきたのは歪んだギターの音色。すっかり暗くなった会場をLEDスティックの赤い光が照らす中で斉藤和義は「やさしくなりたい」をプレイした。彼はほかのアクトの熱いMCとは対照的に「ウェーイ」「国立をつい『クニタチ』と読んでしまいますよね」など脱力感のあるMCを展開。「歩いて帰ろう」をトリプルギター編成で軽快に演奏したあと、“最後の国立”であるにもかかわらず「またね」と会場をあとにした。

亀田が「次は国立にピッタリのアーティストだよ、サッカー大好きな2人だから」と口にすれば、次はウカスカジーの出番だといち早く察したファンからは大きな歓声が。登場するやいなやGAKU-MCはファンが持ってるLEDの光を「僕ら日本代表の応援歌やってるんでやっぱ青色でお願いします!」と叫ぶ。アリーナの観客の頭上に大きなサッカーボール型のバルーンが転がる中、「勝利の笑みを 君と」が披露された。桜井とGAKU-MCは交互にステージ左右の端に走ったり肩を組んで歌ったりとアクションの多いライブパフォーマンスで後半戦を盛り上げた。そして桜井は2曲目が未発表曲であることを発表するも、「ライブで曲を完成させたいという思いがあって」と観客とコーラスの練習を開始。そしてスタートした「mi-chi」はシンガロングを誘うメロディアスなスローテンポのナンバー。新曲でもオーディエンスに伸びやかな桜井の声とGAKUのリズミカルなライムを交互に印象付け、彼らはステージを去った。

この日のラストはいきものがかり。赤いワンピース姿の吉岡聖恵(Vo)は18人のバックバンドとメンバー2人の演奏の中で堂々と歌を聴かせた。最終曲「風が吹いている」の後半のコーラスではスケジュール都合で会場に残れなかったスキマスイッチと岸谷香を除く全出演者が再登場。リズムに合わせて左右に動く客席のペンライトと打ち上げ花火の中で壮大にエンディングを迎えた。

「JAPAN NIGHT」は現国立競技場の最後を盛り上げるとともに、2020年の東京オリンピック開催に向けて新たなスタートを切る日本にエールを送る目的で実施されているイベント。本日5月29日の公演では「Japan to the World」をコンセプトに、海外でも活躍するSEKAI NO OWARI、Perfume、MAN WITH A MISSION、L'Arc-en-Cielの4組が登場する。

「SAYONARA 国立競技場FINAL WEEK JAPAN NIGHT『Yell for Japan』」2014年5月28日 国立競技場セットリスト

スキマスイッチ

01. 全力少年

ファンキー加藤

01. あとひとつ
02. 輝け

ナオト・インティライミ

01. Brave
02. The World is Ours!

岸谷香

01. Diamonds

ゴスペラーズ

01. ひとり
02. 永遠に

ゆず

01. 栄光の架橋
02. 夏色

斉藤和義

01. やさしくなりたい
02. 歩いて帰ろう

ウカスカジー

01. 勝利の笑みを 君と
02. mi-chi

いきものがかり

01. ありがとう
02. 風が吹いている

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