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大根が渋谷のマンガを実写映画化した本作は、奥田民生に憧れる雑誌編集者・コーロキが魔性の女・あかりに翻弄されていくさまを描いたラブコメディ。妻夫木がコーロキ、水原希子があかりを演じた。
妻夫木、大根、渋谷が学生たちに向けて“ものづくり”のレッスンを行うことを趣旨とした本イベント。妻夫木が「憧れの日芸でティーチインができることを光栄に思っています」、大根が「高校時代は『日芸に入りたいボーイ』だったんですけど、学力不足という問題があり入れませんでした(笑)」と語ると、渋谷は「僕も『日芸に入りたいボーイ』だったんですけど、マークシートで落ちてまーす。見下してくださーい」と自虐的なコメントで会場を沸かせる。
イベントでは、学生が制作した作品をスクリーンに投影し、登壇者が感想を述べるコーナーへ。放送学科の生徒が作った映像を観た大根は「学生とかアマチュアの作品を観ることが多いんですけど、最近はレベルが上がってますね。機材が安くそろえられるからか、クオリティが高い。そのぶん、個性を出すことも難しいんですけど。でもこの映像は、俺が20歳のときに作った作品よりもレベル高いですよ」と述べた。
質疑応答コーナーにて映画学科の学生が「鑑賞者を狂わせるほど女性を美しく撮るコツは?」と聞くと、大根は「とにかく被写体を好きになること」と回答し、「そのぶんブッキーのことはおざなりになっちゃった。現場ではすいませんでした」と妻夫木に謝罪する。妻夫木は「Aカメ、Bカメとカメラ2台で撮ってたんですけど、大根さんが興奮してくるとEカメってのが出てくるんですよ。Eカメというのは『エロカメ』のこと」と暴露し、「希子ちゃんとの掛け合いを撮ってると大根さんの鼻息が聞こえてくるんですよ。僕のピンマイク、あの鼻息拾ってましたからね」と笑う。
別の学生が「映画の中で描かれている恋愛がリアルすぎたんですけど、実体験を踏まえてマンガを描かれたんですか?」と質問すると、渋谷は「具体的なモデルはないんですよ。よかれと思ってやったことが裏目に出ることって恋愛ではよくあると思うんですけど、ああいうときの『やべえ』っていう感じをネチネチと描きたかった」と回答。大根は「何を作るにせよ、いきなり見たことも聞いたこともないテーマに挑むのは難しいから、身近に体験したことをもとに作品を作っていけばいいんじゃないかな」とアドバイスを送った。
2018年4月に社会人になるという演劇学科の学生から「まだ進路に悩んでいるので、熱いエールをください」と言われた妻夫木は「難しいところですけど、僕って後悔が大嫌いなんです。だから、演劇をやれるだけやってみればいいんじゃないですか? 本気なら覚悟を決めてやることが大事。中途半端にやってると仕事は来ないんです。やるからには本気で!」と真剣な表情で答える。
最後に妻夫木は「日芸って本当に倍率が高い大学だから、皆さんには誇りを持ってほしいです。なんでも、やり抜けば自分にしかない何かを見つけられるはず。僕たちはこの映画で自分たちができることを出し切ったつもりです。皆さんの残り少ない大学生活の合間に、この映画のことを宣伝してもらえれば(笑)」とコメント。大根が「でもディスるのは駄目よ。俺たち意外とメンタル弱いから」と続け、笑いを誘った。
「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」は、9月16日より全国ロードショー。
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