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舞台に立てられた大きな桜の木をバックに岡田ら9人が登場し、まず岡田は「今日は皆さんと花見をする気持ちで来ました。映画の完成を報告できることうれしく思います」と挨拶。続いてオールバックの髪型で登場した吉岡にマイクが回ってくると、木村大作をチラチラと見ながら「今日は木村キャメラマンと髪型が完全に被ってしまいました…」と遠慮気味に述べ笑いを取った。
続いて会場に若者が多いことに気付いた木村大作が「僕と降旗さんの映画はじいさん、ばあさんしか来ないのでびっくりしてます!」と語り、「この映画がよいと思ったら皆さんそれぞれが宣伝隊長ですよ」と若い世代への期待を込めた挨拶をする。
岡田との共演がドラマ「大化改新」以来12年ぶりである小栗は「ずっとまた共演しようと話していたので幸せです。当時からまったくブレずどんどん太くなっていって、後ろの桜の木よりも太い男です」と冗談交じりに話すと、岡田が「見た目のこと?」と突っ込みを入れ会場を沸かす。さらに岡田は「お互い主演を張ることが多くなり忙しい中、久々に共演できて素直にうれしい。小栗はどんどん大きくなる男」と返答した。
続いて撮影時のエピソードを聞かれた木村文乃は「木村大作さんと名字が同じなので、撮影のときは木村大作さんから『文ちゃん』と呼ばれていてすごく光栄でした」と明かすと、木村大作は「文ちゃんだけじゃなくて、准ちゃん、旬ちゃん、佑!と呼び合う仲でした」と幼なじみを演じる3人との関係性がうかがえるコメントも。柄本は「なんで僕だけ呼び捨てだったのか……」とつぶやいていた。
さらに安藤が撮影終わりに毎晩飲んでいた男性陣らを「世代を超えて仲良くしている様子がうらやましかった。これが男のダンディズムか!」と撮影時を振り返る。そして長澤は「世代を問わず同じ土俵で勝負できるのが映画の現場。降旗さんや木村大作さんのような大先輩に『かかってこい!』と言われているようですごく愛を感じた」と語った。
最後に現場での印象的な出来事を聞かれた岡田は「降旗さんと木村大作さんの画に対するこだわりに感動した。あまり会話をせず、阿吽の呼吸で撮影を進める姿がとても神々しくて、2人の年輪、映画にかけてきた時間を肌で学んだ美しい時間だった」とイベントを締めくくった。
「追憶」は、ある殺人事件をきっかけに刑事、容疑者、被害者という形で25年ぶりに再会した幼なじみ3人を軸に紡がれるミステリードラマ。5月6日より全国東宝系にて公開される。
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