Hilcrhymeが「春夏秋冬物語」上映会でライブ＆トーク「ファンの皆さんも物語の一部」

「春夏秋冬物語」の先行上映会が本日3月9日に東京・ユーロライブにて開催され、上映後にHilcrhymeがライブとトークを行った。

「春夏秋冬物語」は、Hilcrhymeが2009年に発表した2ndシングル「春夏秋冬」をモチーフとした映画。劇中では葉山奨之と山崎紘菜が主演するドラマパートと、Hilcrhymeのライブパートが交互に展開する。

映画とともに本日お披露目された主題歌は、彼らが書き下ろした新曲「アフターストーリー」。同曲の流れるエンディングのあとに登壇したTOCは、「主題歌、いかがだったでしょうか？ タイトル通り、『春夏秋冬』の続きの曲です。あの曲を作ってから10年後、そしてリリースしてから8年後の今を書いてみました。『春夏秋冬』は、俺たちの転機となった曲。この曲に振り回された時期もあったけど、今は続きを書けるくらい心に収まっています」と紹介する。

ライブコーナーでは、TOCの提案から観客全員が立ち上がって楽しむことに。TOCは観客たちに映画の好きだったシーンを尋ね、「（DJ）KATSUくんと俺が、印象に残っているシーンの曲を1つずつ挙げてライブします」と宣言。そしてDJ KATSUの選んだ「パラレルワールド」と、自らが選んだ「押韻見聞録」を歌い上げた。「さっきエンディングを観て、恥ずかしいけど涙が出てしまいました。この10年は、俺たちの10年でもあるし、皆さんの10年でもある。それだけ『春夏秋冬』という曲は、皆さんの人生に深く入っていった。だから8年も経ってから映画化できたのがすごくうれしい」と話し、最後に「春夏秋冬」をパフォーマンスした。

ライブが終了すると、2人はトークのために再び登場。完成作品を観た感想を、TOCは「この映画はライブに来てるお客さんの話でもあるから、ファンの皆さんも物語の一部になってる」と、DJ KATSUは「リアルなライブシーンと、フィクションのストーリーがこんなに絡み合うのは新しい試みだと思う」と述べる。

そして終盤には、再び「アフターストーリー」の話題へ。歌詞について聞かれたTOCは「『春夏秋冬』の続きを書こうと決めたとき、もうあのときの感覚をまったく忘れていたんです。当時聴いていた人も状況や生活が変わったと思うので、そういうリアリティを出したかった」と答える。またDJ KATSUは、「本当にいい曲ができたと思う。『春夏秋冬』と同じくらい広がりを見せてくれたらいいな」と明かした。

最後にDJ KATSUは、3月25日に新潟・朱鷺メッセでのライブを控えていることから「いよいよ朱鷺メッセ公演を迎えて、そこからHilcrhymeは11年目に突入します。また一から、この10年を10倍上回るくらいの活動をしていきたい」と挨拶。そしてTOCが「11年目のHilcrhymeもよろしくお願いします！」と観客に訴えかけ、イベントは終了した。なお「アフターストーリー」は、朱鷺メッセで初めてパフォーマンスされるという。

「春夏秋冬物語」は4月8日より全国ロードショー。

※動画は現在非公開です。