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北杜夫の児童文学をもとにした本作は、兄の家に居候する変わり者のおじさんと、しっかり者の甥・雪男の姿を描くコメディ。おじさんを松田が、雪男を大西が演じた。
主演の松田は「初日を迎えられてうれしいです。僕もすごく好きな映画になったので、たくさんの方に観ていただきたいです」と挨拶。オファーが来たときの気持ちを聞かれると「あ、おじさん来たなって。まあ“叔父さん”なんですけど、自分なりのおじさんを追求していきたいなという気持ちでした」と振り返る。同じ質問を受け、マドンナのエリーを演じた真木は「エリーは明朗快活で、私にはそのようなイメージはあまりなかったから、(キャスティングの)第7候補ぐらいだったんじゃないかなって……」とこぼす。それを聞いて山下は、「そんなことないですよ」と訂正した。
おじさんのような男性について、異性としての意見を求められた真木は「現実的に考えて、経済面とかが問題になってきますけど……嫌いではないです(笑)」と発言。そう言われた感想を尋ねられ、松田は「僕のことじゃないですからね、おじさんのことなので(笑)。ぼくはまだまだおじさんじゃないぞ」と話し笑いを起こした。
本作ではおじさんの兄であり雪男の父・春山定男役を務めた宮藤。「この作品がシリーズ化されるときは、ぜひ宮藤さんに脚本を書いてほしい!」という観客からの声が届けられると、「『ぼくのおとうさん』って映画作ってほしいですけどね」と返答。「龍平くんの『ワオ!』ってセリフが面白い。(もしシリーズ化したら)この先どんなことが起こってもあのまんまなのかな。宇宙人と遭遇しても『ワオ!』って(笑)」と想像を巡らせた。
ハワイロケには現地のスタッフも参加したそうで、大西は「日本の撮影と雰囲気が違いました。日本だとすっごい穏やかだったんだけど……ハワイのスタッフさんは外国の人だから身体が大きくて……威圧感が半端なかった!」と率直な感想を述べて登壇陣を笑わせる。事前に松田と「ハワイに行って浮き足立たないようにしよう」と話していたという山下は、「利空がプールに行くのを見ながら部屋で考えるふりをしてた。今思えば一緒に行けばよかったなって(笑)」と本音を明かした。
終盤には、ハワイアン航空のキャビンアテンダントたちが登場し、キャストたちにレイを贈呈。しかし自分の分だけ用意されていなかった大西は、「ない……」と寂しげな顔に。ここで彼へのサプライズプレゼントとして、真木からレイが、松田からハワイ島コナへのペア航空券が贈られる。「誰とハワイに行きたい?」と聞かれると、大西は「家族……だれか1人だけど」と回答。するとハワイロケに参加できなかった宮藤が「お父さん、まだ行ってないんですけどね」と笑顔でアピールした。
最後に松田が「できあがるまでコメディ映画だと知らなかったんですが、終わってから、夢中でおじさんをやってきてよかったなと思いました。大人が、子供と同じ目線で笑って観れる映画ができたと思っています」とイベントを締めくくった。
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