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「聖の青春」主演は松山ケンイチ、実在の棋士・村山聖の生涯を映画化

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松山ケンイチ扮する村山聖(左)と、生前の村山聖(右)。

松山ケンイチ扮する村山聖(左)と、生前の村山聖(右)。

29歳にしてこの世を去った実在の棋士、村山聖の生涯を映画化する「聖の青春」にて、松山ケンイチが主演を務めることがわかった。

大崎善生の小説をもとにした本作は、幼い頃に腎ネフローゼを患い、名人への夢半ばで倒れた村山の全力で駆け抜けた一生を描くノンフィクションドラマ。「東の羽生、西の村山」と並び称された羽生善治らライバルたちとの友情や、師弟愛、家族愛が紡ぎ出される。

主人公・村山を演じる松山は、オファーを受けた際の心境を「全身全霊をかけても足りない役だと思いました」と回想。クランクイン前には東京・将棋会館に通い詰めるだけでなく、村山の師匠であった森信雄や、広島に住む村山の両親のもとを訪ねるなど、ゆかりの地を巡ったという。また役作りのために増量を敢行した松山だが、「病を背負われているので内面が一番難しいです」とコメントしている。

監督を務めるのは、「宇宙兄弟」「ひゃくはち」の森義隆。脚本は「リンダリンダリンダ」の向井康介が筆を執り、スタッフとともに約5年の歳月をかけて完成へ。原作者の大崎は、「最終的には最高の形となった。この作品を愛し、信じそして丁寧にまとめあげてくれた」と感謝を伝え、松山の印象については「意志の強そうな瞳。内面からにじみ出てくるような自然なユーモラス。そして人へ対する好奇心、優しさ。17年ぶりに村山くんがいた」と語った。

1月9日に撮影開始された本作は、2月中旬にクランクアップ予定。今秋に全国公開される。

松山ケンイチ コメント

本作の出演オファーを受けて

全身全霊をかけても足りない役だと思いました。そういう仕事は大好きです。

原作を読んで、村山聖について感じたこと

命を燃やしている方。その激しさに魅せられました。

役づくりについて

病を背負われているので内面が一番難しいです。

撮影について

とても順調だと思います。監督とコミュニケーションをとりながらじっくり取り組めています。

ファンへのメッセージ

ヒロインが羽生善治さんという硬派な作品です。将棋が好きな方はもちろん、人生をつまらなく感じている方も、何かに夢中になっている方でも、こんな人間がいたんだと魅かれる作品です。“村山聖”は必ず見る人の心に何かを残します。宜しくお願い致します。

森義隆 コメント

村山聖の生き様は「人生とは、何なのか」という普遍的な問いをわたしたちに突きつけてきます。30才の松山ケンイチが、映画のなかで、29年という村山聖の短い人生を全力で生き抜いた先に、その答えの一端があるのだと信じて、日々、撮影に挑んでいます。

大崎善生(原作者)コメント

私のデビュー作である「聖の青春」が角川映画になるというのは宿命的なものを感じる。はじめて映画化の話を聞いてからもう10年近くになる。その間も粘り強く交渉を重ねて、現実まで持っていって下さった制作スタッフの執念には頭が下がる。最終的には最高の形となった。この作品を愛し、信じそして丁寧にまとめあげてくれた。
はじめて松山ケンイチさんとお会いしたとき(※撮影が始まったころ)、村山聖さんに似ているのに驚いた。体重を増やして役に備えたという。右手の爪は村山を真似て長く伸びていた。森さんがいたら「村山君、こんなに長い間どこにいっとったんや」と手をさすったかもしれない。私も酔っぱらっていれば昔のように頬っぺたを軽くつまんでいただろう。意志の強そうな瞳。内面からにじみ出てくるような自然なユーモラス。そして人へ対する好奇心、優しさ。17年ぶりに村山くんがいた。
本作は、天才羽生善治に挑む、西の怪童と恐れられた村山聖の真摯な闘いの物語である。森信雄という類まれな師匠との愛情の物語でもある。幼い日から病気と闘い、そのハンディをものともせず乗り越えていった努力の物語であり挫折の物語でもある。将棋を目指すものたちのストイックな青春がそこにはある。29歳で村山がこの世を去って17年。その歳月をものともせず村山はまだ多くの人に愛され慕われ続けている。その過酷な宿命の故か、彼の持つ特有の純粋さの故か。その村山聖が17年ぶりにこの世に戻ってくる。松山ケンイチに姿を借りて。限定的なカーニバルのようなものだ。もちろん私もはやく村山くんに会いたい。一人でも多くの人にこのお祭りに参加してもらいたい。

(c)2016「聖の青春」製作委員会

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