押見修造、毛の悩み描く「スイートプールサイド」映画化

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「惡の華」で知られる押見修造の初期作「スイートプールサイド」の実写映画化が決定した。

映画「スイートプールサイド」メイン写真

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監督と脚本は「アフロ田中」「男子高校生の日常」などを手がける松居大悟。毛が生えていないことに悩む水泳部男子部員・太田年彦役は須賀健太が、逆に毛深いことに悩む水泳部女子部員の後藤綾子役は刈谷友衣子が演じる。主題歌はモーモールルギャバン「LoVe SHouT!」に決定。2014年に公開される予定だ。

「スイートプールサイド」は、思春期特有の“毛”の悩みを描いた青春マンガ。2004年にヤングマガジン(講談社)にて連載され、長らく単行本化されていなかったが、別冊少年マガジン(講談社)にて2011年5月号から8月号までに再掲載されたのち、2011年に単行本が刊行された。

押見修造コメント 

この漫画を映画化してくれるなんて、そんな人がこの世にいるのか!? というのが、最初に思ったことでした。まだデビュー間もない頃に手探りで描いた拙い漫画ですが、それを松居監督は繊細に広げて、馬鹿でありつつそれでもなお切実な、〈名前の付けられない何か〉の物語に仕立ててくださいました。幸せです。

須賀健太コメント

この作品は、お話しをいただいたときに自分にとって、何か新しいものを見つけられる気がして、絶対に形にしたいと思いました。撮影を終えて、今までにない自分を表現することができたと思っています。特に思春期の悶々とした日々を過ごす男子たちに見てほしいと思います(笑)。ある意味、究極の青春映画が出来ました。

刈谷友衣子コメント

押見先生の漫画が好きだったのとどういう映画になるのか興味があったので出演が決まった時はとても嬉しかったです。毛に悩み、毛に振り回される綾子に、思春期の渦の中で真っ直ぐに生きる彼らの世界で生きてみたいと思いました。

撮影に入るまでや撮影前日は不安すぎてどうにかなるんじゃないかと思ったけど、監督と「傷をなめ合いましょう」と握手を交わしたのを頼りに撮影に入りました。
監督の生半可じゃない思いとみんなのネガティブなエネルギーが、(もちろんポジティブなエネルギーも)集まってどんな作品になっているのか楽しみです。

松居大悟監督コメント

何度も「スイートプールサイド」を映画にしたいと言っては男子が女子の毛を剃るという話に苦笑いで受け流されてきました。見てろよ大人め。表面上だけ見れば嘲笑されるかもしれませんが、これぞジャパニーズ青春映画!と思っています。ダメならそっと実家に帰ります。よろしくお願いします。

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伊勢むく(雑誌の漫画家) @mukuise

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