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映画「カノ嘘」秋役に佐藤健、理子は公募で選ばれた17歳

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2013年12月に公開される青木琴美原作の実写映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」にて、小笠原秋役と小枝理子役を演じるメインキャスト2名が発表された。

主人公の天才サウンドクリエイター・秋役を務めるのは、映画「るろうに剣心」の緋村剣心役などで知られる佐藤健。そしてヒロインの理子役は、「リコを探せ!オーディション」にて約5000人の中から選ばれた、17歳の現役女子高生・大原櫻子が演じる。

理子役を演じる大原について、原作者の青木は「オーディション途中、まだ沢山の候補者が残る中で、初めてカノジョの歌声を聞きました。その時から、カノジョだと思っていました」とコメント。圧倒的な歌唱力でスターダムを駆け上がるという理子の役どころと重なる、シンデレラガールの演技に期待が高まるところだ。

小笠原秋役・佐藤健コメント

もともと自分自身、音楽が大好きでアーティストの方々への憧れもあったので、今回の役は本当に楽しみです。(原作を読んだ感想は)久しぶりに” THE少女漫画“を読んだなと言う感じでした。自分が(秋の)台詞を言うと思うと少し恥ずかしいのですが、この世界にどっぷりはまれればと思います。小笠原秋という役は、カリスマ性があり、特に何をするわけでもなくても人から注目され愛されるキャラクターです。初めて(ヒロイン・小枝理子役の)大原さんに会ったときに、弾き語りをして歌を聴かせてくれたのですが、本当に素晴らしくて鳥肌が立ちました。とにかく声が良い!誠実で純粋で何にも染まっていない感じが理子にぴったりだと思います。(撮影を迎えるにあたり)作曲シーンや楽器の演奏シーンは劇中で重要なので、リアルに見せられるように今から気合を入れて準備をしています。
少女漫画ならではの胸キュンなストーリーと、本格的な音楽シーンを楽しんでいただきたいです。是非公開を楽しみにして下さい!

小枝理子役・大原櫻子コメント

オーディションを受けたきっかけは、学校で友だちが「『カノ嘘』のヒロインが、さく(大原のあだ名)にぴったり!」と話していたのを偶然聞いて、オーディションがあることを知ったことでした。歌を歌うことはずっと好きで、小さい頃からクラシックを習っていて、高1の文化祭のあとからボイストレーニングをはじめました。(5000人の中から)選ばれたと聞いたときは「無」でした。その後徐々に「友だちにきっかけをもらってオーディションを受けて受かった」という巡りあわせに感謝しました。“テレビで見るだけの人”だった佐藤健さんが秋役で、ドキドキしています。カメラの前に立ったことがほとんどないので緊張しますが、私なりにはじけてフレッシュにがんばりたいです。

原作者・青木琴美コメント

【佐藤健に関して】
私は、キャスト選定には一切関わりませんし、口も出さない主義です。ただ、主義はあれど、思いは別で。
心の中ではこっそり、「切ない瞳をした人になればいいな…」とか、「優しい声を持った人がいいな…」とか、なにより「役になれる人がいい」、そう思っていました。
佐藤健さんは、その全部を持っている方でした。
【大原櫻子に関して】
オーディション途中、まだ沢山の候補者が残る中で、初めてカノジョの歌声を聞きました。
その時から、カノジョだと思っていました。
最終選考に残った数人が、数か月に渡ってレッスンを受けている最中、カノジョだけは、ボイストレーニングの先生から「教えることは何もない」と言われたと聞いた時にも、特に驚きませんでした。私はオーディション過程で一切口を出しませんでしたが、カノジョが理子になると知っていました。それくらいとびきりの女の子です、大原櫻子ちゃんは。

監督・小泉徳宏コメント

【佐藤健に関して】
小笠原秋は、どこにいても何をしていても哀愁が漂う、およそ主人公らしからぬ少し変わった人物。その役に相応しい俳優を探すにあたってまず考えたのは、ただそこに立っているだけで絵になる役者に演じて貰いたい、という事でした。佐藤健さんは背中だけでも芝居ができる稀有な俳優です。佐藤さんの事を思い浮かべたその瞬間から、秋を演じている佐藤さんしかイメージできない病に罹り、もはや他の俳優では考えられないぐらいになってしまいました。佐藤さんほどこの役に相応しい俳優はいません。今回の映画では、佐藤さんの佇まいと色気を中心に作品にしていこうと思います。
【大原櫻子に関して】
オーディションを始めた当初は、正直言って「本当に見つかるだろうか」という不安もありました。原作で描かれる小枝理子があまりにも完璧で、歌が上手く、芝居もできて、人間として芯が通り、一方で天真爛漫なところもあるという女の子が、現実の世界で見つかるとは思えなかったからです。
ところが第一回の書類選考で、大原さんから送られてきた歌声を聞いて「あ、この子が理子だ」と直感で思ったのをよく覚えています。他にも多くの有力候補がいる中、大原さんの歌唱力、存在感は圧倒的でした。僕が抱いていた不安は大原さんと出会えた事で驚くほど呆気なく消し飛んだのです。それと同じように映画の中でも、小笠原秋の抱える悩みや不安を、きっとカノジョが消し飛ばしてくれるでしょう。

音楽プロデューサー・亀田誠治コメント

【理子役に大原を選んだ理由】
理子には、まったくの新人の大原櫻子を選びました。満場一致です。
大原櫻子を選んだ理由は、その声です。彼女が初めて審査室で、僕らを目の前に歌った時、その声をもっと聞きたいと思いました。
そして小さな体から発せられる、その歌に圧倒されました。何か、歌う事に対する覚悟がちがって、歌に込められた思いがものすごい熱量でこちらに向かって飛んできました。
初めて会ったその日から、理子はこの子になるだろうなと予感したのを覚えています。
演技にも前向きで、小泉監督からのちょっとしたアドバイスを、すぐに取り入れていく勘の良さのようなものを感じました。もちろん、この勘の良さは、彼女の音感にもそのまま生かされています。ですから、いくつもの審査を乗り越え、大原櫻子が理子役に選ばれたのは、きわめて能動的、必然的に思えます。
【音楽プロデューサーとして映画「カノ嘘」で表現したいこと】
全ての楽曲が、この映画「カノ嘘」用に、新しく書き下ろされています。
とにかく「新しい音楽映画に」したいのです。全部が新しい必要はなくて、「どこか新しい」と感じさせるもの。今まで数多くの音楽映画を観てきましたが、なんか当たり前のバンド像や音楽シーンに収まっている気がして。だから、原作を読み、脚本を読み、僕のレコーディング現場も徹底取材してもらって、原作の持つビビッドな音楽観をしっかりと増幅した、最高の音楽青春映画を目指します。大原櫻子演じる小枝理子を輝かせるためにも、佐藤健演じる小笠原秋を輝かせるためにも、映画「カノ嘘」の世界でしかつくれない音楽を作りたい。
音楽制作もいよいよ大詰めになってきました。役者さんたちも一生懸命楽器のトレーニングをしています。僕の作る音楽が、監督をはじめスタッフと化学反応を起こして、映画を見る人たちに感動と、夢と希望を与える。そんな映画にしたいのです。

プロデューサー・土屋健コメント

【佐藤健のキャスティングについて】
2年前にこの企画がスタートした時から、繊細さとカリスマ性を持ち合わせる小笠原秋は、佐藤健さんしかありえないと思っていました。最終的にお返事を頂き、心から嬉しく思っています。
【大原櫻子の選考について】
昨年の6月末に応募を締め切り、約半年渡り選考を重ねて来ました。5000人の応募者のレベルは本当に高く、本当に嬉しくも悩ましい選考過程でした。実写映画における小枝理子に相応しい人は誰か、亀田さん、小泉監督と議論と選考を重ねました。
大原さんに最終的に決めた一番の理由は、その圧倒的な歌唱力でした。小さな体から発するその声の魅力は、青木先生が描かれたリコそのものでした。
その歌の存在感は、夏に初めて会った時から、ずば抜けていました。
それから、お芝居、キャラクター様々なチェックを繰り返しました。
そして、私たちは確信しました。大原櫻子さんが、小枝理子だと。
大原さんは、友達からまたまたこのオーディションの話を聞き、応募してくれたそうです。今は、その友達と運命の偶然に感謝したい気持ちでいっぱいです。

映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」

監督:小泉徳宏
脚本:吉田智子
音楽プロデューサー:亀田誠治
原作:「カノジョは嘘を愛しすぎてる」(青木琴美作 小学館・Cheese!フラワーコミックス刊)
撮影:2013年3月中旬~5月中旬予定
公開:2013年12月 全国東宝系

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