会場にはシャア・アズナブル役の
1991年公開の映画「機動戦士ガンダムF91」の主題歌「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」も担当した森口は「25年ぶりに、劇場のガンダムに帰ってくることができて本当に幸せです」とガンダム愛溢れるコメント。安彦は「シャア・セイラ編4本、完了しました。皆さんのおかげです」とファンに感謝を述べた。
続いて池田が「まだ先があるらしいので、もうひと踏ん張りしようとしている今日この頃です」と2017年秋に上映されるルウム編に言及。また「僕はシナリオを読ませていただいているのですが、(シャアがついに)赤い彗星になります。いま赤くなりかけてる。(ルウム編で)完全に赤くなるので、どうぞご期待ください」とアピールした。
テストパイロットとしてモビルスーツの開発に携わるランバ・ラルを演じた喜山は「ついにモビルスーツが完成して……負ける気がしませんねこれ! ジオン、いっちゃうんじゃないですかね?」と冗談めかして話し、観客の笑いを誘う。自らの髪に、キシリアの髪色のメッシュを入れたという渡辺は「キリシアもどんどん大人になり、どんどん残虐な方になっていき……」「ザビ家はこれからも悪いことをしたりしていきますが、元気いっぱい生きていきたい」と飄々と答えた。
今作でシャアと運命の出会いを果たしたララァ・スン。彼女の瞳の色をイメージしたスカートと指輪を身につけ初日舞台挨拶に挑んだ早見は「私自身はここから始まり。アフレコ現場に足を踏み入れた瞬間から、ガンダムの世界に足を踏み入れたんだなあと感じました。隣で池田さんのお声を聞いた瞬間に胸を揺さぶられて、シャアと出会ったララァもこんな気持ちだったのかもしれないと思いながら収録しました」と思いを明かす。
最後の挨拶で安彦は「今日公開された『運命の前夜』でシャア・セイラ編が完結しましたが、この晴れの日にセイラ役の潘めぐみさんが(舞台挨拶に)いない。非常に寂しいんですけど、(4話に)出番がないのは演出した僕の責任です」と謝罪。そしてアニメ「機動戦士ガンダム」でララァ・スン役を演じた潘恵子と潘めぐみが親子であることから「本来だったら潘めぐみさんはお母さんの後を継いでララァの2代目をやっていただくべきだったのかもしれないけど、後先考えないキャスティングをしてしまって。どうなることやらと思ったら、早見さんに素晴らしい2代目ララァを演じていただけた」と少女時代のララァを演じた早見の演技を称え、「早見さんの、本来のララァの演技を実現するためにも、素晴らしいルウム編を作って、さらに本編の映像化を目指したい」と力強く語った。
そしてイベントに出演したキャストが全員ジオン軍に属していることから「ジークジオン!」でイベントの締めくくることに。「運命の前夜」時点ではまだジオン軍に入っていないララァ役の早見が、「つたない『ジークジオン!』ですが……」と前置きしつつ、「ジークジオン!」と高々と右手をあげるとキャストも観客もそれに応えて合唱し、イベントは幕を閉じた。
なおルウム編の詳細が明らかに。全2話で構成され、2017年秋に第5話「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦」、2018年に第6話「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」が公開される。
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