第3回フラウマンガ大賞はヨネダコウのBL「囀る鳥は羽ばたかない」

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女性誌・FRaU(講談社)が主催する第3回フラウマンガ大賞に、ヨネダコウ「囀る鳥は羽ばたかない」が輝いた。

「囀る鳥は羽ばたかない」1巻

「囀る鳥は羽ばたかない」1巻

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「囀る鳥は羽ばたかない」はドMで変態のヤクザの若頭・矢代と、元警察官だが矢代の付き人となった百目鬼の関係を描くBL。ihr HertZ(大洋図書)にて連載されている。明日9月12日発売のFRaU10月号にはフラウマンガ大賞の特集が組まれており、老舗女性誌のマンガ賞をBL作品が受賞した背景などが明かされる。またヨネダの受賞記念インタビューのほか、サイン入り描き下ろし複製原画のプレゼントも。さらにBLを愛する作家・三浦しをんやヤクザ取材歴20年のジャーナリスト・鈴木智彦らの祝福メッセージも掲載される。

2013年に創設されたフラウマンガ大賞の選考基準は、働く女性たちに本当に勧めたい作品であること。第1回は渡辺ペコ「にこたま」、第2回は海野つなみ「逃げるは恥だが役に立つ」と、大人の女性が直面する仕事、結婚、妊娠を独自の視点から描いた作品が大賞を受賞してきた。なおFRaU10月号では大賞のほか、女の生き方賞、注目作家賞、エンタメLOVE賞も発表される。

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FRaU編集部コメント

今年のフラウマンガ大賞はエンタメの逆襲

FRaU世代の女性は、ひとつの選択が、人生の大きな舵取りになる。そういう悩み深いタイミングということもあって、大賞に選ばれる作品は、女性の生き方について、共感やヒントが得られる作品が選ばれる傾向にありました。ただ、今年はその共感系の名作も爛熟期にきまして、むしろ“現実を忘れられるファンタジーを”というぶり返しが大きく出た大賞選出となりました。とはいえ、やっぱり共感系の名作は多く、そちらは選びあぐねて、読後感の全く違う2作が「女の生き方賞」W受賞という結果に。旬の作家さんによって、素晴らしいテクニックで料理された“リアル”と“ファンタジー”、両方が出そろったフラウマンガ大賞の受賞作、ぜひチェックしていただけたら幸いです!

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読者の反応

大坪ケムタ/LOFT PROJECT @kemta

大賞が大洋図書から出る時代。。とamazonで検索したら今はそういう系のが中心なのだなあと。>第3回フラウマンガ大賞はヨネダコウのBL「囀る鳥は羽ばたかない」 http://t.co/1bLBQeFin2

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