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ドラマ「アカギ」は全10話ずっと麻雀シーン、田中要次も「時間軸おかしい」

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(左から)SHOCK EYE、福本伸行、本郷奏多、津川雅彦、田中要次、神保悟志。

(左から)SHOCK EYE、福本伸行、本郷奏多、津川雅彦、田中要次、神保悟志。

福本伸行原作による連続TVドラマ「アカギ」の制作発表会が、本日6月23日に都内某所にて開催された。制作発表会には、主人公・赤木しげる役の本郷奏多、宿敵・鷲巣巌役の津川雅彦、仰木武司役の田中要次、刑事・安岡役の神保悟志、そして福本伸行が登壇した。

ドラマでは、始まってから15年以上経った今でも連載中である「鷲巣麻雀編」を実写化。プロデューサーの長内敦氏は「地上波やWOWOWではできない、BSスカパー!ならではのドラマを作りたい」と思いを語り、「17年間、一夜の麻雀対決をやっていることにならって、ドラマでは1話60分全10話、ずっと麻雀をやり続ける」という冒険的なドラマを制作中であると説明。また麻雀の基本的なルールを説明することなく展開する、尖ったドラマであることも明かした。

撮影は順調に進んでいるかと問われると、本郷は「部屋の中で卓を囲んでいるだけなので、天気の影響も一切なく。現場の移動も一切ないですし、そりゃあ順調に進むだろうなと思うんですけれども(笑)」とおどけてみせると、田中は「現場は海が近くて景色のいいところなんですが、ずっと同じ屋敷で、ずっと夜のシーンなのでね。正直、気持ちは混沌としてきます」と、ひたすらに同じ場所で麻雀対決を展開していると語る。さらに田中は「この企画は『24 -TWENTY FOUR-』を凌いでいる」「大体、夜って6~8時間でしょう、計算がおかしいんですよ。時間軸がおかしい」と、ひたすらに「おかしい」という言葉を連発。役柄については「麻雀には参加しないので気を楽にしていたんですが、ずっと解説しなければならない、心の中でみなさんの麻雀を語らなければならないということで。大変な役に足を踏み入れてしまった」と、複雑な心境であることを明かした。

「鷲巣麻雀編」の連載について、福本は「(この一晩が終わるには)もうちょっとかかる」とコメント。また血液を賭ける「鷲巣麻雀」の発想については「命の目盛りというか、人間があとどれくらいで死ぬかというのが目盛りで分かるというのが面白い仕掛けなんじゃないか」という思いで描き始めたことを語った。さまざまな独自のルールが起用されている「鷲巣麻雀」。同種牌4牌中3牌に使用されるガラス牌について福本は、「麻雀というゲームは、(牌が)見えたほうが心理戦が作りやすい。実際に打つと大変ですけど」と説明すると、津川は「これ(ガラス牌)を考えたのは、コロンブスの卵じゃないけど、面白いね」と感心していた。

また本郷は、見どころのシーンに、採血シーンを挙げる。「鷲巣は血を抜きたくて僕と戦っているので、いよいよ採血になったときの津川さんのテンションがすごい。とにかく津川さんが素晴らしい」と津川の演技を絶賛。田中と神保も「本当に津川さんがすごいんですよ。血を抜かれるのを見て、高笑いして小躍りしてますからね」と同意していた。会場には、主題歌「DON'T BE AFRAID」を担当する湘南乃風より、SHOCK EYEも登場。SHOCK EYEは「『天』で福本作品を知り、恐らくすべての作品を読んでいる」と、福本作品の大ファンであることを公言し、自身の音楽にも影響を受けていることを語った。

TVドラマ「アカギ」は7月17日21時より毎週金曜、BS スカパー!にて放送。CGを駆使し、福本作品の魅力である独特な心理描写が再現される。

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