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第44回日本漫画家協会賞、大賞におざわゆき&今日マチ子が輝く

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(左から)おざわゆき「あとかたの街」1巻、「凍りの掌 シベリア抑留記」、今日マチ子「いちご戦争」。

(左から)おざわゆき「あとかたの街」1巻、「凍りの掌 シベリア抑留記」、今日マチ子「いちご戦争」。

第44回日本漫画家協会賞の受賞作品が発表され、大賞のコミック部門にはおざわゆき「凍りの掌 シベリア抑留記」「あとかたの街」、カーツーン部門には今日マチ子「いちご戦争」が選ばれた。

また優秀賞は木南精示の自費出版作品「ヒトコマ日和」、特別賞は和田誠、文部科学大臣賞はみつはしちかこ「小さな恋のものがたり」が受賞。贈賞式は6月19日に、帝国ホテルにおいて行われる。

日本漫画家協会賞は1972年に創設。第44回ではちばてつやが選考委員長を、高河ゆん、七月鏡一、小山賢太郎、二階堂正宏、清水勲、萩尾望都、たかしげ宙、ビッグ錠、長尾みのる、前川しんすけが選考委員を務めた。

なお「凍りの掌 シベリア抑留記」は、7月27日に新装版が「あとかたの街」4巻と同時に講談社より発売。描き下ろしページも豊富に収められる。

おざわゆきコメント

この度は、たいへん大きな賞をいただき、心からうれしく思っています。
受賞の知らせを受けて腰が抜けました。まさか2つの作品が同時に大賞だなんて。
この賞は、私の父、母、作品を取り巻くいろんな方々、そして読んで下さる読者の方々の助力と励ましのおかげで取れたものです。
本当に本当にありがとうございました!

今日マチ子コメント

マンガでも絵本でもない作品に、このような大きな評価をいただけて大変嬉しいです。
少女と戦争を描いてきましたが、今作では加害者としての少女を、夢の中のシーンとして描きました。
自分とは大きくかけ離れた、関係のないところに飛んでいけることこそ物語の醍醐味です。
遠さを克服することで、戦争をもういちどわたしたちの問題として考えていけると思います。
毎日少しずつ手帳に描いた、マーカーの裏うつりもそのままの、本の手触りも一緒に楽しんでいただければ幸いです。

今日マチ子

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