「のだめカンタービレ」で知られる
映画「群青色の、とおり道」は、ミュージシャンを目指して上京した主人公が10年ぶりに帰郷し、自分を支えてくれていた人々や自分自身と真剣に向きあっていく姿を描いた青春映画。監督は佐々部清が務め、主人公は「仮面ライダーW」で主演を務めた桐山漣が担当する。
桐山漣のファンを公言する二ノ宮が、本作のプロデューサーからマンガ化の相談を受けたことからこのコラボは始まった。二ノ宮は企画段階でシナリオの初稿からは削除された主人公の「東京篇」の構想を聞き、「それ(映像化されていない物語)なら私は描けるし、描きたい」と快諾し、このマンガ版「群青色の、とおり道 Episode0」が生まれたという。Kindle、楽天Kobo、wookでは、全ページを期間限定で無料配信中なので、ファンはこの機会を逃す手はない。
映画「群青色の、とおり道」は3月28日より群馬県内4館にて先行公開され、6月下旬よりユーロスペースほか全国順次公開。劇場で販売されるパンフレットにもマンガ「群青色の、とおり道 Episode0」は別冊として収録される。
二ノ宮知子コメント
故郷、家族、友人、自分の夢。この映画は誰もがひとつは持ってる幸せな思い出や、苦々しい想いにどれだけリンクしてくるか。私は共感することばかりで、お祭りの映像を観ているだけで泣けてしまった。
試写を観た後、原作者でもあるプロデューサーの橋本さんに、この映画を多くの人に観てもらうために何か自分でもお役に立てることがあったら言って欲しいと言った。すると、じゃあ漫画にしてくれ、と。漫画家ができることなんて本当にそれくらいのものなのだが、佐々部清監督の完成された作品に手をつけるなんて恐れ多すぎて、直ぐにそれだけは無理だとお断りした。
でも数日考えて、ひとつだけ。映画では描かれてなかった、主人公の東京での10年間がずっと気になっていて、そのことをプロデューサーに伝えると、実はボツになった東京編の脚本があると言う。それなら私は描けるし、描きたいと申し出た。
私は元々、主演の桐山漣くんのファンで、しかも佐々部監督作品!ただ映画を楽しむためだけに試写に行ったのに、なぜこんなことに…と思いつつ、映画の世界観を自分の漫画に落とし込むこと、好きな役者さんを絵にできることを、うちのスタッフ共々、大いに楽しんで描いてしまいました。
何の役に立つかは不明ですが、この映画のファンとして、これから映画を観る人、観た後の人にも、主人公・真山くんの東京編『Episode0』を楽しんで頂けたら幸いです。
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