コミックナタリー

「シドニアの騎士」制作のポリゴン・ピクチュアズに潜入

168

弐瓶勉原作のTVアニメ「シドニアの騎士」には一般の中から選ばれたゲスト声優が出演する。コミックナタリーはアフレコ前日に、アニメーション制作を手がける映像制作会社ポリゴン・ピクチュアズを訪れる彼女の様子に密着した。

ゲスト声優は、2013年11月にインドネシア・シンガポールで開催された「ANIME FESTIVAL ASIA(通称AFA)」でのオーディションで選ばれたシャーメイン・タンさん。約150通にのぼる応募の中から優勝した20歳のシンガポール人だ。オーディションには、谷風長道(たにかぜながて)役の逢坂良太も審査員として参加している。

「カードキャプターさくら」をきっかけに日本のアニメにハマったというタンさんは、好きな声優として沢城みゆき、花澤香菜、宮野真守、中村悠一らの名前を挙げる。日本語学校に毎週通っているという彼女は、流暢な発音で好きなアニメについて語った。同作で仄姉妹役を務める喜多村英梨のファンでもあるタンさんは「尊敬する声優さんと同じ作品に出演できてうれしいです」と喜びを噛み締めていた。

タンさんがアニメ「シドニアの騎士」で与えられているセリフは、戦闘シーンでの管制官の発言。BGMや効果音が付けられる前のビデオコンテと呼ばれる映像を見ながら声をあてていく。翌日のアフレコ本番に向けて彼女は、ポリゴン・ピクチュアズにて戦闘シーンを参考に視聴した。

ポリゴン・ピクチュアズは2013年に創立30周年を迎えた、日本では最も古いCGスタジオのひとつ。「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」や「イノセンス」「トランスフォーマー プライム」など数々の作品を手がけている。社内は演出エリア、プロデュースエリア、制作エリア、編集ルームなどの各セクションに分かれており、作業は完全分業制。常時20タイトルほどを並行して制作している。

「シドニアの騎士」は試作期間を含めると2012年9月より、約1年半という年月をかけて制作された。町並みや通路などの背景設定イメージは、弐瓶勉の世界観に近いビジュアル構築するため色合いを変え、何パターンも試作されたという。

TVアニメ「シドニアの騎士」は4月よりMBS、TBS、CBC、BS-TBSの“アニメイズム”枠にて放送開始。逢坂良太をはじめ、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人らが出演する。

コミックナタリーをフォロー