映画「聖闘士星矢」さとう監督「CGはフィギュアのように」

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車田正美原作によるCGアニメーション映画「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」の製作発表会見が、去る11月1日に秋葉原UDXシアターにて開催された。会見には監督を務めるさとうけいいちと、プロデューサーの浅間陽介が登壇。特報映像が初公開された。

「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」について語る、さとうけいいち(右)と浅間陽介。

「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」について語る、さとうけいいち(右)と浅間陽介。

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車田の画業40周年を記念して製作されるこの映画では、製作総指揮を車田自らが務め、原作の中でも屈指の人気を誇る「聖域十二宮編」を映像化。2014年初夏の公開が予定されている。浅間は「企画のスタートが2007年。そこから6年かけて製作発表という形で、映像を披露することが出来ました」と喜びをあらわにする。

「聖域十二宮編」という長編を1本の映画にする事に対して、さとうは「限られた上映時間の中で、観客に満足してもらえるように時間をかけて考えた」とコメント。そして映画のタイトルロゴについて、劇中に登場する青銅聖闘士と黄金聖闘士にちなんで、ブロンズとゴールドの2色を使い分けて制作したことを明かした。

続いて「聖闘士星矢」に登場する、体内の宇宙エネルギー「小宇宙」の話題に。さとうは「小宇宙」の表現方法について模索する中で、アニメやゲームなどすべての「聖闘士星矢」関連作を確認したといい、その上で「これまでのモノマネにはなっていない。新しい表現を生み出せました」と自信を見せた。

また映画のCG表現について、「CGはハイエンドな方向へは向かわず、フィギュアのような質感を目指した。モーションキャプチャを再現するのではなくハンドメイドで制作して、キャラクターの元気な部分を見せることにこだわってます」と語れば、浅間が「現場からは大変だという声が上がりましたが」と明かし、製作陣の執念を感じ取れる一幕も。

最後にさとうは「最初の発表から2年。期待と不安があると思いますが、皆さんの期待を裏切らない、CG映画にして良かったじゃないかと言ってもらえる出来になっています。ハードルを上げていただいて大丈夫です」とアピールし、会場を沸かせた。

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