デジナタ連載 7ORDER|“今”が詰まったタイムカプセル 7人のスタート地点、舞台「7ORDER」を4K有機ELビエラで

“今の7ORDER”が詰まった作品(安井)

──舞台「7ORDER」は5月の7ORDER project始動発表からちょうど3カ月にあたる時期に上演されました。今振り返ってみて、この作品は7ORDERの皆さんにとってどんな位置付けの作品になったと感じますか?

舞台「7ORDER」より。

長妻 7人で出演した初めての舞台なので不安な部分もあったんですが、お客さんに観ていただいて、プロジェクトがようやく形になったんだなという安心感もありました。

萩谷 いいスタートが切れた公演になったし、たぶんあのときにしか作れなかった作品だと思うので、“始まりの作品”を映像として残せるのはありがたいことですね。

安井 あのときの“今”が詰まっている作品なので、何年後かに見返したら込み上げてきてヤバいだろうなって思います。

真田 7人そろってステージに立った瞬間の高揚感や、お客さんからの生の反応が形に残ることがやっぱり一番うれしい。それを再生できる機械がある時代に生まれてよかったなと素直に思います!(笑)

諸星 舞台を上演するにあたって、みんな心の底から本気で取り組んで濃い時間を過ごしました。ファンの皆さんも「あのとき、こうだったよね」と振り返りながら、この作品のBlu-rayやDVDを観てもらえたらうれしいです。

──「演劇、音楽、コント、絵画、ファッションなどにジャンルレスに挑戦していき、その経験を混ぜ合わせて自分たちのエンタテインメントを作り上げる」という本プロジェクトのコンセプトを体現した作品だと感じました。

安井 もともと「演劇作品を」というお話だったんですが、「ここには歌を入れたほうがいいかな」といったように試行錯誤しながら作っていたらこういう形式になりました。「あれ? 最初はお芝居って言ってたけど、エンタメ作品になったな」みたいな。僕たちは本質的にエンタメが好きなんだなっていうのを改めて実感しましたね。

長妻 二転三転した結果、ああいうストーリーになって。

安井 最初は全然違う演出だったんですけど、初日に1幕のラストシーンをほぼ全部変更したんです。

──ラストシーンというのは、ケンタロウが裏切ったあとの1幕最後の流れですか?

安井 そうですね。初めは俺がもっと自暴自棄になる感じだったんですよ。

真田 病んでたよね。

安井 上演したバージョンではアランが中心になって最後に救ってくれるんですけど、変更前はそういう流れじゃなかった。

萩谷慧悟

萩谷 変更したことによって、ケンタロウとほかのメンバーとの距離が縮まったよね。

安井 そうそう。

諸星 7人は結託してたけど、遠回りなストーリーだった。

萩谷 うん。気持ちをまっすぐシンプルに伝える構成に変更したことで、7人のエネルギーが最後の演奏にうまく乗っかったと思います。

長妻 演出家の児玉(明子)さんはじめ、スタッフの皆さんが俺たちに寄り添ってくれて。

萩谷 普通に考えたら、演者が「最後の展開を変えたいです」なんて言うのありえないもん(笑)。

安井 気が狂ってるよ(笑)。

諸星 1幕の、バンドセットを見つけてみんなでセッションするシーンはさなぴーが決めたんだよね。

真田 うん。

──見つけた楽器をメンバー1人ずつ演奏して、最終的にバンドサウンドになっていく場面ですね。

諸星 楽器初心者設定の(真田扮する)ユウマがいきなり流暢にギターを弾いて、天才少年みたいになってるっていう問題はありましたけどね(笑)。

真田 ははは(笑)。

安井 「ユウマはこんなに弾けるはずない!」ってみんなで何度も言ってるのに、さなぴーは自信満々にブーン!ってギターを弾くんですよ(笑)。

舞台「7ORDER」を鑑賞しながら談笑する7ORDER。

──ははは(笑)。そんな裏話があったんですね。2幕では、真田さんが手がけた楽曲を7人で演奏しましたが、これについて真田さんはどのように感じていらっしゃいましたか?

真田 自分たちの曲を誰かに聴いてもらうことに大きな意味があるんだなって、今回の舞台で改めて思いました。だから、僕らはこれからも音楽をやっていくんでしょうね。たぶん。

諸星 やるんでしょうね。

安井 やらんとなあ。

真田 思い返してみると、この舞台を通していろいろな人と出会ったよね。

安井 本当にそうだよね。実際、ステージに立っているのは僕たちですけど、何百人もの方々がこの舞台のために動いてくださって、1つの作品を作り上げたというのは自分たちにとって大切な経験になったと思います。

萩谷 いかんせん僕らはまだこのプロジェクトを始めたばかりなので、思ったことを伝える能力が高くなくて……。たくさんご迷惑をかけてしまったんですけど、皆さん、真摯に向き合ってくださって。

安井 最初に児玉さんが「舞台っていうのは、ギリギリまでよくなるもの。だから最後まで諦めないでこだわろう」って言ってくださったんです。でもさすがに本番直前にラストシーンを変更したときは、児玉さんもびっくりしてましたね(笑)。

──「7ORDERのメンバーはそこまでこだわるか」と。

萩谷 「私はいいけど、君たちはできる?」って(笑)。

──そんなキャスト・スタッフの力が結集した舞台「7ORDER」の映像が、3月にファンの皆さんの手元に届きます。

安井 販売元のチームの方々ががんばってくださって、今、絶賛制作中です。パッケージにもこだわっていますし、本編のほかにも、メイキングやコメンタリーが収録されるので、ぜひ手に取っていただきたいですね。

真田 公演を観た人も観ていない人にも、僕たちの成長記録として何年後かに見返してほしい。

萩谷 そうだね。タイムカプセルみたいに大切にしてもらえたらうれしいよね。

左から安井謙太郎、長妻怜央、真田佑馬、萩谷慧悟、諸星翔希。

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Panasonic「おうちクラウドディーガ 4Kチューナー内蔵モデル DMR-4W400 / 4CW400」

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