「FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE」が本日2月23日に東京・ヒューリックホール東京で開幕する。これに先駆け昨日22日に開幕直前取材が行われた。
本作は「FINAL FANTASY」シリーズ初のストレートプレイ化作品。劇中では、とある小国リオニスを舞台に、若き双子の王子を中心とした、仲間や家族を守るための戦いが描かれる。開幕直前取材には、リオニスの王子モント役の
吉田は「初主演で初アクション。初めてだらけでしたが、スタッフ、演者、全員がすごく仲良く、ワイワイしながら約1カ月間の稽古を重ねてこられました。登場人物それぞれの物語が交錯する、必ず誰かに感情移入できる作品です」とアピール。武藤は「ゲーム版はもうすぐFF VII REBIRTHが発売されると思いますが、舞台もアツいよ!と証明したい」と意気込み、川上も「男性だけじゃなくて女性もバチバチに戦うので『すごいな』と思いながら観てもらえたらうれしい」と期待を込める。
鈴木は、舞台版ならではの魅力に触れ「殺陣、アクション、プロジェクションマッピング、レーザーなどで世界観が表現されているだけでなく、生身の人間が感情をやり取りするので、ゲームよりも深くそれぞれの人物像を感じられる」と発言。前川は「衣裳や甲冑、武器は、専門のスタッフさんたちが見えないところまでこだわって作ってくれたもの。このおかげで演技にも入りやすくなった。ぜひ劇場に足を運んで間近で観ていただけたら」と呼びかけた。
吉田は役作りについて「モントはとても勇敢ですが、僕がもしこの世界にいたとしたら話にもならない。インドアですぐ家にこもってしまうので(笑)。自分と正反対のモントを演じるにあたり、僕自身をすごいと思い込みながら表現しました」と明かす。一方、武藤は、自身の役柄との共通点を問われ、「僕自身は一人っ子なので……王子でもないので……」と悩んだ様子で口にする。「現実に王子はなかなかいないよ」と周囲のキャストから総ツッコミを受けた武藤は「家族思いなところは似ているかなあ」と続けた。また吉田は、稽古場で武藤が取った“謎めいた行動”のエピソードを明かし、「いつも半分無視なんですけど(笑)。(武藤のおかげで)現場の緊張がほぐれるので良いなと思っています」と微笑んだ。
川上は、リオニス一家を演じる4人について「普段から『ママー!パパー!』『息子たちー!』と呼び合うくらい、家族の絆ができあがっている。この座組みを引っ張っていってくれる存在」と話す。これに対し鈴木と吉田も「(舞台上での)“表”のリオニス家はすごくカッコよいけど」(鈴木)、「“裏”のリオニス家は、めっちゃ平和っすね!」(吉田)と明かす。また鈴木は「親としてヘレナに共感する部分があり、(吉田と武藤の)2人を我が子のように思ってしまう。国を守る以上に子供を守りたいという感情が勝つ瞬間を、大切に演じています」と語った。
さらに「すごく殺陣が好き」だという川上は「最初はダンスのようにやれるかなと思っていましたが、剣を当てるときの力の入れ方をはじめ、細かいニュアンスが必要で意外と難しかった」と振り返る。そんな川上について、前川は「殺陣稽古中にいつも『アハハハ! アハハハ!』と相手をボコボコにしているよね。楽しそうにやってるなあと」と微笑む。前川は、王であるエルデ役を演じるにあたり「感情を押し殺す様を表現しなくてはならないのですが、どうしても前川泰之という人間の人の良さがあふれてしまう(笑)。僕にとってチャレンジでしたが、子供思いなところはエルデと共通していると思う」と語った。
最後に吉田は「ゲームの世界観の再現度という面では納得していただけるクオリティですし、ストーリーをまったく知らない方にとっても、誰かに自分の境遇を重ねながら楽しめる作品です。本当にボリュームたっぷりなストーリーなので、観たあとに『楽しかったな』『明日もがんばろう』『私もちょっと強くなった気がする』と思っていただけるはず。僕らは10日間14公演すべてを100%を超える力でやっていこうと思っております。ぜひ楽しみにしていただければ」と言葉に力を込めた。
本作にはこのほか
「FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE」
2024年2月23日(金・祝)~3月3日(日)
東京都 ヒューリックホール東京
原作:「FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争」(スクウェア・エニックス)
脚本・演出:
音楽:上松範康
出演:
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