ミュージカル「スリル・ミー」が、9月7日に東京・東京芸術劇場 シアターウエストで開幕した。
「スリル・ミー」は、1920年代にアメリカで起きた殺人事件をもとに、Stephen Dolginoffの原作・脚本・音楽で舞台化されたミュージカル。2名のキャストと1台のピアノで、ニーチェの“超人”思想に傾倒する“彼”と、“彼”に特別な思いを抱く“私”の関係を描く。
日本では2011年の初演以来、さまざまな顔合わせで上演が重ねられてきた。8度目の上演となる今回は、これまでと同様に演出を
開幕に際し、松也は「9年ぶりの『スリル・ミー』は想像以上にハードで魅力的な作品だということを改めて実感しながらお稽古をしていました」「これから千穐楽まで廣瀬君と朴さんと共に僕たちの『スリル・ミー』を日々進化させて、成長させていきながら、最後までやり遂げたいと思います」、廣瀬は「どんな作品でも初日は特別なものですが、一味違う緊張感を纏っていました。劇場でお会いできる日を心よりお待ちしております」とコメント。
木村は「こんなに楽しく、こんなに苦しく逃げ出したくなる100分。皆さんはどんなスリルが欲しいですか? ぜひお楽しみに」、前田は「今、自分の中に“彼”が出来ていますが、二人芝居のその時の環境で変わってくると思うので、変化を感じながら自分自身も乗り切っていけるように、そして一度に限らず、二度三度来てくれる方にも、劇中だけではない日々の変化も含めたスリルを感じていただき、皆さまと舞台を作っていけたら」と述べた。
松岡は「3ペアの中で一番若いですが、見守ってください。お待ちしています!」、山崎は「相方の広大くんと『見るに堪えない』ものを創ろうと話していたように、リアリティはありつつ、でもフィクションなので皆さんに色々な形で受け止めていただけるものが出来たと思うので楽しみにしていてください」と来場者に呼びかけた。
上演時間は約1時間40分で、東京公演は10月1日まで。その後、7日から9日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、11・12日に福岡・キャナルシティ劇場、14・15日に愛知・ウインクあいち(愛知県産業労働センター)大ホール、21・22日に群馬・高崎芸術劇場 スタジオシアターで上演される。
尾上松也コメント
9年ぶりの「スリル・ミー」は想像以上にハードで魅力的な作品だということを改めて実感しながらお稽古をしていました。
初日を迎えるまでは緊張しないと思っていましたが、とても緊張しました。
ですが、お客様と一体となる空間でこの「スリル・ミー」の世界観を演じさせていただけることがとても嬉しく、これから千穐楽まで廣瀬君と朴さんと共に僕たちの「スリル・ミー」を日々進化させて、成長させていきながら、最後までやり遂げたいと思います。
廣瀬友祐コメント
あっという間にこの日を迎えた感覚です。
どんな作品でも初日は特別なものですが、一味違う緊張感を纏っていました。
劇場でお会いできる日を心よりお待ちしております。
木村達成コメント
いよいよこの日を迎えました。
こんなに楽しく、こんなに苦しく
逃げ出したくなる100分。
皆さんはどんなスリルが欲しいですか?
ぜひお楽しみに。
前田公輝コメント
無事に初日を迎えられたことが嬉しいです。
1ヶ月間達成くんと色々な時間を過ごさせていただき、それが役に乗って、皆さまを「スリル・ミー」の世界観に誘えるような積み重ねが出来ました。
今、自分の中に“彼”が出来ていますが、二人芝居のその時の環境で変わってくると思うので、変化を感じながら自分自身も乗り切っていけるように、そして一度に限らず、二度三度来てくれる方にも、劇中だけではない日々の変化も含めたスリルを感じていただき、皆さまと舞台を作っていけたらと思います。
松岡広大コメント
栗山さんが目指そうとしている、日本におけるミュージカルの土壌を作るためのビジョンを稽古で受け取り、それを体現すべくやってきました。
この作品は決して神ではないし、すごく装飾が施されているわけではないので、剥き出しの状態で俳優2名とピアニストがやるというのは難しく、過酷だと思いますが、本番中も頭をフル回転してまだまだ考えていくと思います。
今回、再演する意味が分かり、改めて「リクリエーション」だと感じて、それがしっかりと出来ているのではないかなと思います。
美しさやサスペンスだけを見せていたり、二人の愛の話でまとめたりというわけではなく、批評性を持った作品にしたいので、それを大切にミュージカルや演劇というものを突き詰め、お客様それぞれの楽しみ方で自由な感性と想像力を使っていただけるように頑張ります。
3ペアの中で一番若いですが、見守ってください。
お待ちしています!
山崎大輝コメント
ここまで稽古をして、ようやく2023年の僕らの「スリル・ミー」の1つの形が見えたように感じます。
初日にそれを届けられたことをとても嬉しく思っています。
相方の広大くんと「見るに堪えない」ものを創ろうと話していたように、リアリティはありつつ、でもフィクションなので皆さんに色々な形で受け止めていただけるものが出来たと思うので楽しみにしていてください。
ミュージカル「スリル・ミー」
2023年9月7日(木)~10月1日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト
2023年10月7日(土)~9日(月・祝)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
2023年10月11日(水)・12日(木)
福岡県 キャナルシティ劇場
2023年10月14日(土)・15日(日)
愛知県 ウインクあいち(愛知県産業労働センター)大ホール
2023年10月21日(土)・22日(日)
群馬県 高崎芸術劇場 スタジオシアター
原作・脚本・音楽:Stephen Dolginoff
翻訳・訳詞:松田直行
演出:
出演:
ピアニスト:朴勝哲、落合崇史、篠塚祐伴
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