舞台「よんでますよ、アザゼルさん。」が、本日2月10日に東京・Mixalive TOKYO Theater Mixaで開幕。これに先駆け同日、ゲネプロが行われた。
本作は、
舞台は2部構成となり、ゲネプロで披露された第1部では、芥辺探偵事務所の所長・芥辺や、バイトの女子大生・佐隈と、彼らが召喚・使役する“ゲスい”悪魔たちが織りなすいくつかのエピソードが描かれた。芥辺と佐隈は悪魔たちの力を使いながら、依頼人の夫と浮気相手を別れさせようとしたり、迷子のペットを探したり、ストーカーする男性と彼に取りついた悪魔に対峙したりする。
舞台ではセリフに“ピー音”が重なったり、クラッカーから出る赤いテープで流血が表現されたりと、原作の雰囲気そのままに下ネタ満載のドタバタ劇が展開。また小寺里枝による美しいバイオリンの生演奏と、アザゼルたちが繰り広げる下世話なギャグのミスマッチ感が、ステージに立ち込める“ギャグマンガの世界”の空気をより色濃くした。
人間界に召喚された悪魔たちの姿は等身大人形によって表現される。アザゼル、ベルゼブブ、サラマンダー役のキャストは、それぞれが演じる悪魔をイメージしたヘアスタイルと衣裳で、人形操作にも挑戦した。アザゼル役の小野坂は、テンポの良い関西弁で物語を推し進める。人の血を見て倒れてしまう繊細な一面を持つアザゼルだが、彼は芥辺たちの鉄拳制裁を何度受けても下ネタ発言をやめられない。時にはアザゼル人形ではなく小野坂自身が身体を張って制裁を受けるシーンもあり、小野坂はタイトルロールとして会場を盛り上げた。
ハエの悪魔ベルゼブブは、ほかの悪魔に比べれば一見紳士的だが、実は排泄物が大好きというキャラクター。置鮎は振れ幅の大きな演技で、犬の排泄物に執着するベルゼブブの狂気をコミカルに表現した。またサラマンダーは男尊女卑思想の持ち主であると同時に、虐げられることを好む“M気質”の悪魔。高木は迫力ある声色とセリフ回しで、サラマンダーの二面性を滑稽に演じた。
さらに松井はそのポーカーフェイスで、数々の悪魔を従える探偵・芥辺を、底知れない強さを持つ人物として具現化。佐當はキュートな笑顔で観客を和ませつつ、酒に酔った佐隈が容赦なく依頼人を攻撃するさまをパワフルに演じて笑いを誘った。
なお本公演の第2部では、小野坂によるトークライブ「小野坂昌也のアロマリラクゼーション」を開催。こちらでは毎回プレゼント抽選会と写真撮影タイムが行われるほか、回替わりで“ねぎらいゲスト”が登場する。
上演時間は第1部が約1時間45分、第2部が30分。公演は2月26日まで行われ、最終日となる26日の12:00開演回、17:00開演回の様子はライブ配信される。
舞台「よんでますよ、アザゼルさん。」
2023年2月10日(金)~26日(日)
東京都 Mixalive TOKYO Theater Mixa
原作:
脚本・演出:
人形製作・操演指導:
キャスト
アザゼル:
ベルゼブブ:
サラマンダー:
芥辺:
佐隈りん子:佐當友莉亜
バイオリン:小寺里枝
モロク(声の出演):
ゲスト
14日13:00開演回:
14日18:30開演回:
15日13:00開演回:
16日13:00開演回:
16日18:30開演回:
17日18:30開演回:若林和弘(アニメ「よんでますよ、アザゼルさん」音響監督)、
21日13:00開演回:
21日18:30開演回:
22日13:00開演回:
23日17:00開演回:神谷浩史
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